ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2010-01-01から1年間の記事一覧

夏イベント「記者体験プログラム」の指導者紹介が始まりました

スイッチオンプロジェクトが、8月6日(金)から8日(日)に代々木オリンピック記念青少年センターで行う「記者体験プログラム」の指導者の紹介が学生運営委員のブログで始まっています。新聞社、通信社の記者だけでなく、研究者や広告会社の方も参加していま…

老舗ニュースサイト「CNET」 リニューアルの混乱と失望

朝日新聞社ジャーナリスト学校が発行している「Journalism(ジャーナリズム)」2010年7月号に『老舗ニュースサイト「CNET」 リニューアルの混乱と失望』を寄稿しました。 「ITmedia」や「Impress Watch」と並ぶ代表的IT系ニュースサイトであるCNETJapanは、…

ワークショップ最終プレゼン「新聞の未来」はつくれたか

東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」は、最終回のプレゼンテーションが行われました。AからEまでの5チームが、ベンチャー企業のメンバーとしてベンチャーキャピタリストにビジネスプランを説明するという設定で…

「新聞」の新たなビジネスプランを作る

東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」は、ついに明日最終プレゼンになりました。 参加者は、これまで行ってきた、エクストリームユーザーを中心としたフィールドワークと、それを基にしたシンセシスによって、生…

2010年参議院選挙、投票してきました

2005年の衆議院選挙からやっている「投票行動をブログにアップしよう」。前回(2009年の衆議院選)に続いて「投票済証」をもらいましたので(出さない地域もあるようです)報告します。 投票報告のトラックバック歓迎です。twitterのタグは#tohyoです。 AMN…

夏イベント「記者体験プログラム」の追加募集を行います

スイッチオンプロジェクトが、8月6日(金)から8日(日)に代々木オリンピック記念青少年センターで行う「記者体験プログラム」ですが、若干名の追加募集を行います。 企業のインターンシップなどと重なっている学生が出たためです。締め切りが一ヶ月前と早…

インターネット時代のジャーナリスト教育の課題と可能性

関西大学で行われた、日本マス・コミュニケーション学会の2010年度春季研究発表会で、スイッチオンプロジェクトの取り組みについて発表してきました。タイトルは「インターネット時代のジャーナリスト教育の課題と可能性」。問題提起者が私、司会は上智大学…

情報の値段=お布施論 「情報の文明学」梅棹忠夫

日本を代表する知識人(生態学、民族学、文化人類学など分野にとらわれない活動をされていた)で国立民族学博物館の初代館長を務めた梅棹忠夫さんが90歳で亡くなりました。お会いしたことも、お見かけしたこともないのですが、その著書には大きな影響を受けて…

新聞は何を「解決」しているのかを探り、ビジネスアイデアにつなげていく

東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」ですが、早いもので7回目(全10回)となりました。前回から行っているシンセシス(統合)の続きと、機会領域の発見を行いました。新聞という存在が読者の何を解決しているの…

新聞は、侍の刀かコミュニティの必要経費、それともマイナスイオンか

「イノベーションの能力とは、一見関係のないものを一つの全体として見る能力である。」(ピーター・ドラッカー)。 東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」は、シンセシス(統合)でした。 「東大式 世界を変える…

さとなおさんの「コミュニケーションの未来予想図」を聞きながら考えた新聞を辞めた時の事、新聞やジャーナリズムの未来

さとなおさんが講演する「コミュニケーションの未来予想図」で司会を務めますで紹介した、情報通信学会の第27回学会大会の間メディア社会研究会が6月27日、早稲田大学国際会議場で開かれました。学習院大学の遠藤薫教授と東京大学の木村忠正准教授がコメンテ…

受験生を増やす 学習院大学のキャッチコピーを考える

学習院大学法学部政治学科での講義「メディアリテラシー −情報の受け手から発信者へ−」は、中間レポートとして、学習院大学のキャッチコピーを考えました。目的は受験生を増やすことに設定。思い付きにならないように、理由やターゲット、どう伝わり、キャッ…

ジャーナリストキャンプ2010報告会@北海道大学

ゴールデンウィークに行われた「ジャーナリストキャンプ2010 -伝えるためのスキルを学ぶ-」に参加した北海道大学CoSTEPの修了生らが、20日にCoSTEPの協力を得て報告会を開催しました。 日曜日にも関わらず、CoSTEPの仲間ら20人が集まりました。キャンプ参加…

毎日新聞「ボートマッチ」の特集で漫画家の赤星たみこさんと対談しました

アンケートと答えると各党や候補者と自分の考えの一致度が分かるボートマッチというツールがあります。 毎日新聞の解説によると『英語のvote(投票)とmatch(調和すること)を組み合わせた言葉で、オランダ発祥。選挙の投票に役立てるツールとして主に欧州…

日本社会情報学会(JASI)「メディアの現在を問う」にパネリストとして参加しました

日本社会情報学会(JASI)の定例研究会「メディアの現在を問う」にパネリストとして参加しました。コーディネーターは、東京大学の木村忠正先生、パネリストは学習院大学の遠藤薫先生、フジテレビの大山泰さん、共同通信の浜村寿紀さん、私でした。 ネットジ…

札幌でジャーナリストキャンプ2010の報告会が開かれます

ゴールデンウィークに行われた「ジャーナリストキャンプ2010 -伝えるためのスキルを学ぶ-」に参加した北海道大学CoSTEPの修了生らが、CoSTEPの協力を得て6月20日13時30分から北海道大学で報告会を開催します。参加は無料、事前申し込みも必要ないのでお気軽…

「ダダ漏れ社会をどう生きる」学生のミニレポートから

学習院大学法学部政治学科での講義「メディアリテラシー −情報の受け手から発信者へ−」では、ときどき講義内でミニレポートを書いてもらうことにしています。当初は、講義内で発言してもらい、議論を進めようと考えていましたが、100人を超える聴講者がある…

夏の記者体験プログラム説明会を開催しました

スイッチオンプロジェクトでは、8月6日(金)-8日(日)に代々木オリンピック記念青少年センターで行う「記者体験プログラム」の説明会を早稲田大学で行いました。 なぜ、スイッチオンPJが始まったのかという問題意識やスキルのワークショップと模擬取材を組…

インタビューにおける「事実」と「解釈」を分ける難しさ

前回のエントリー:「なぜ女子大生は新聞を5つも購読しているのか」で、東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」の第4回目「ダウンロード」の様子を紹介しましたが、そこであるチームがはまった罠について今回は書く…

なぜ女子大生は新聞を5つも購読しているのか

東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」の第4回目は、「ダウンロード」と呼ばれるフィールドワークの経験共有でした。 二つのチームのダウンロードに加わりました。一例目は、朝日、朝日小学生新聞、読売、日経、…

6月5日の夏イベント説明会を「MELL Platz」で紹介して頂きました

東京大学の水越伸先生など、全国の研究者やメディア関係者が活動を支え、メディア表現とリテラシーに関わる様々なイベントや問題を共有している「MELL platz(メル・プラッツ)」に、スイッチオンプロジェクトの夏イベントを紹介して頂きました。説明会は6月…

夏イベント「記者体験プログラム」指導役の募集について(記者・ジャーナリスト・エディター・研究者の皆様へ)

スイッチオンプロジェクトでは、8月6日(金)-8日(日)に代々木オリンピック記念青少年センターで、大学生・大学院生向けに実施する「記者体験プログラム」の指導役を募集しています。 2泊3日の合宿は、スイッチオンPJが重視するスキルのワークショップと模…

プログラムを知らなくても楽しめる、ビジュアル言語「ビスケット」の奥深さ

NTTコミュニケーション科学基礎研究所(CS研)のオープンハウス2010に行ってきました。2日目朝の講演2本と展示を見学してきました。どれも面白かったのですが、プログラミング言語「ビスケット」のデモが特に印象に残りました。このビスケット、2009年11月に…

さとなおさんが講演する「コミュニケーションの未来予想図」で司会を務めます

さとなおさんこと電通の佐藤尚之さんが講演する情報通信学会の第27回学会大会(プログラム、PDFです)の間メディア社会研究会「コミュニケーションの未来予想図」が6月27日10時15分−11時45分、早稲田大学国際会議場3階(第1会場1−A)で開かれます。 間メデ…

「新聞の未来をつくる」第3回 新聞のエクストリームユーザーを考える

東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」の第3回目は、フィールドワークの準備が行われました。調査の対象者を選び、観察ガイドを作成、ロールプレイを行うという内容。これまで講義が中心でしたが、いよいよディス…

夏イベント「記者体験プログラム」の説明会を行います(大学生・大学院生向け)

昨年は127日間にわたって記者と学生がチームを組みポータルサイトに記事を書いたジャーナリスト育成プログラムのスイッチオンプロジェクト。この夏はゲーム要素を取り入れた日本初の「記者体験プログラム」を実施することになりました。 日時と場所は、8月6…

「新聞の未来をつくる」第2回 新聞がなくなったら困ること

東京大学のi.school人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」の第2回目は、課題の共有とビジネスエスノグラフィの説明でした。課題は 自分や自分の身近な人にとって「新聞」とはなにかを考える。新聞がなくなったら困ること、不都合を…

「ブログは誰のものか?」CNETJapan読者ブログ問題に思う

日経電子版に連載している「ソーシャルメディアの歩き方」に、CNETJapanの読者ブログ問題を書きました。この連載は、企業の管理職を主なターゲットに「いまさら聞けないソーシャルメディアの基礎知識」を分かりやすく伝えていくことをコンセプトにしています…

東京大学i-school「新聞の未来をつくる」が始まりました

東京大学のi.schoolで人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」が12日から始まりました。講師として新聞について話をしたのですが、参加学生の問題意識、モチベーションともに高く、これから10週間にわたって続くプログラムが大変楽し…

「ジャーナリストキャンプ2010」の報告、感想を書いたブログ記事を集めてみました

スイッチオンプロジェクトによる「ジャーナリストキャンプ2010 -伝えるためのスキルを学ぶ-」の参加者によるブログ記事をまとめておきます。 キャンプに参加した学生運営委員のブログ、大まかな概要と参加した学生4人の感想。 「ジャーナリストキャンプ2010…