ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2004-11-01から1ヶ月間の記事一覧

関西には空港が多すぎる 2

関西には空港が多すぎると書いたら、反響が多かったので驚きました。 空港という社会基盤を取り上げたことにより、「地域エゴ」を語ることの難しさが自分自身にも改めて実感できました。しかし、いろんな方から意見をいただいても、あえて言おう、地域エゴは…

取材の現場から9

記者による中越地震リポート。趣旨はこちら(一度はお読みください)。また、現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆Aカメラマン・最終報告◆現地…

関西には空港が多すぎる

関西国際空港の決算が黒字化したというニュース。国からの支援(なぜか補給金などという意味不明な言葉)がなければ赤字ですが、2本目の滑走路予算がほしい関空会社としては、なんとか黒字にしたというのが実態でしょう。ここ数ヶ月、各新聞の伊丹空港の格…

募金「祭」実行

「新潟中越地震募金「祭」を提起したい」と呼びかけたわけですから私も募金。 東京にプライベートで行く用事がありました。日本橋三越本店で行われている「第6回とびっきりの新潟展」(28日まで)の会場に設定されている募金箱に少ないですが、気持ちだけ…

伝える側と受け取る側のミスマッチ

「紙メディア速報 震災現場で活躍」との見出しで、11月20日付日経プラスワンのコラム・デジタルスパイス(ノンフィクション作家・山根一眞氏が執筆)に当ブログでも紹介した移動支局車「ぶんぶん号」のことが紹介されていました。 「大災害時にネットは…

「紙」の現状と将来

私が読んでいる2つの新聞関連ブログで新聞の未来と現状について、相次いで記事がアップされていました。共同通信の署名で書く記者の「ニュース日記」(最近本当に面白くないのですが…)の「新聞の未来」と愛と妄想の日々。さんの「パソコンのトラブルって」…

新潟中越地震募金「祭」を提起したい

もうすぐ新潟中越地震発生から1カ月です。ずいぶんと「前のめり」のような気がします。それは、新潟中越地震のボランティア関連のサイトやコメントのことです。ボランティアは仕事や学業の余暇を利用して行うものではないのでしょうか? 「その人ができるこ…

取材の現場から 8

記者による中越地震リポート。趣旨はこちら(一度はお読みください)。また、現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆B記者・最終報告◆ 通信環境が…

取材の現場から 7

記者による中越地震リポート。趣旨はこちら(一度はお読みください)。また、現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆C記者・代表取材について◆ 代…

何とも言いようが…

「関西テレビの記者がボランティアを装って取材活動した」との記事。私も読みました。もう何とも言いようがありません… あれだけマスコミ批判が高まっているにもかかわらず。それも、ボランティアを装うとは。悲しいです。 ところで、毎日新聞の記事によると…

どうして「タレント」なのか?

次々と消費されていくニュースの中でどうしても書いておきたいことがありました。それは、島田紳助の呼称問題です。 すでに、ジャーナリズム考現学さんが「容疑者呼称」でまとめて、かつ問題点も書かれています。(以下ジャーナリズム考現学さんからの引用)…

日放労の決断

NHKの労働組合である「日本放送労働組合」(日放労)が、定期中央委員会で、海老沢勝二会長に一連の不祥事とその後の対応などの責任を取って辞任を求める要求案を、満場一致で可決した 。というニュース。「御用組合の印象が強かった日放労が、思い切った…

取材の現場から6:ありがとうボランティアと被災者乞食

記者による中越地震リポート。また、現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆Aカメラマン◆ 被災地にはボランティアの力が必要だ。これは間違いない…

声高に叫ぶのは

今回の中越地震では、2ちゃんねるなどの掲示板やブログで「マスゴミ批判祭り」が繰り広げられました。何度も書いてきたように、マスコミの行動に反省が必要なことは言うまでもありませんが、感情的で声高な批判は当事者ではないケースが多いのではないでし…

取材の現場から5:抑制されているメディアの取材

記者による中越地震リポート。現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆B記者◆ メディアの取材については、今回はかなり抑制がきいているという印象…

台風被害 その後…

台風23号で自宅が床下浸水の被害を受けてから約2週間が過ぎました。現在は、1階の一部の部屋が床下への点検、送風を続けているため使用できませんが、生活はほぼ平常どおりできています。床上浸水した知人の家はまだ風呂も入れず、不便な生活を強いられ…

取材の現場から4:ヘリで山古志村の牧場を訪れた

記者による中越地震リポート。現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆B記者◆ ヘリで山古志村の牧場を訪れた(ヘリは牧場主の好意により同乗)。こ…

取材の現場から3:「ここだけ新聞」にガッカリした

記者による中越地震リポート。現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。 ◆Aカメラマン◆ 北海道新聞が新潟日報に支援派遣したマイクロバス型の移動支局…

取材の現場から2:局所的被害と健全な場所の多さ

記者による中越地震リポート。現地の状況は絶えず変化しています。筆者の考えが変化したり、表現にブレが生じる可能性が高いため、継続して読んで判断してもらえると助かります。◆B記者◆ 災害取材では現地に到着するまで、正直に言えば記者も「他県に住む一…