ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

取材の現場から1:出来ることは撮る事

私たちマスコミは何ができるのか。ここ数日考えてきました。被災者のプライバシーを踏みにじるマスコミ。取材に行きながら救出されるマスコミ。功名心にかられ、スクープやセンセーショナルに走る。最低です…。 ただそれも否定しようのないマスコミの側面で…

何を楽しむのか!(怒ってました)

これがパワーブログのやることか。木村剛氏のブログに「これが新潟県中越地震の真実だ!」の記事。かねてから既存メディアに不信感を募らせている木村氏が現地でのマスコミの悪行を他のブログを引用することで紹介しています。このネタの真偽はネットde監視…

この災害を次に生かすために

相次ぐ台風と中越地震で、既存メディアの弱点が露呈しました。私自身、新聞社にいながら、自宅の浸水を十分に知らず、無力であることを心底実感しました。それに被災後も、衝撃的な写真や被災者のインタビューばかりで、ごみの捨て場所や市役所への各種届出…

献血もしましょう

地震関連で日本赤十字のホームページを見ていると、「血液不足」の気になるお知らせがありました。日赤によると『施設や献血バスが浸水するなどの多大な被害を受けており、また、予定していた献血バスが出せないことや、街頭や企業に献血バスを出しても必要…

ブログが役立つか

ヤフートピックスに「ブログで広がる中越地震支援」の記事。gooでの「テーマサロン」などいくつかのブログを紹介しています。そのうちに、既存メディアもブログの活躍を新しい話題として紹介するでしょう。前回、私が「災害報道にこそ」で書いたことが、ブロ…

床下への送風機を作ってみた

床下の湿気をどうするか。なんとか床下浸水でとどまったとはいえ、台風被害にあったワガ家にとっては、重大なこと…。そこで、扇風機とゴミ袋を使って、簡易送風装置を作ってみました。 水は床下約15センチまでせまっていましたが、なんとかぎりぎりセーフ…

災害報道にこそ!

台風23号で自宅が床下浸水=写真は「風呂の残り水活用ポンプ」を活用しているところ=してしまいました。端的に言って、災害時に既存メディアは使えない!ってことです。家が危ないことを知ったのは、昨日の午後3時ごろ。母親から「増水で家の駐車場が水…

行政批判を考える

「水俣病について、最高裁が国と県の責任を認めた」というニュースは画期的です。行政の不作為が問題視されることが多くなりましたが、正式に問われることは少ないからです。このような問題が生じたとき、新聞やテレビ的に言えば「行政は市民(弱者、納税者…

ブロガー新聞の編集長って?

木村剛氏のブログで「ブロガー新聞の編集長を募集」しています。それに呼応してmy.Hurusatoさんは「編集スタッフタスクフォースの立ち上げ」を提案し、あざらしサラダさんは「決意を表明?」と(私への編集のお誘い?もあったりして)、動きが出始めています…

R-25に注目!

リクルートから発行されているフリーパーパー「R-25」が新聞関係者から注目を集めています。 私は地方在住者なので、取り寄せていますので、首都圏でどの程度盛り上がっているのか分かりませんが、知人の知人(つまりまったく知らない人)のリクルート女性社…

続発する不祥事

「ジャーナリズム考現学」さんが、Japan Media Reviewからの「日本のメディアの不祥事について」コメントを求められ、ブログで回答しています。こちらは、まったく求められていないのですが、勝手に回答してみました。「ジャーナリズム考現学」さんの回答と…

「渡邉恒雄 メディアと権力」魚住昭

プロ野球問題でも話題になったナベツネこと渡邉恒雄元巨人軍オーナー・読売新聞社主を元共同通信の記者・魚住昭氏が書いたのが「渡邊恒雄 メディアと権力」です。 メディア業界においてこの本を読んでいない人は「もぐり」かもしれません。とにかく読み始め…

朝日新聞記者にみる傲慢

朝日新聞記者が道交法違反で罰金を受けたことで3ヶ月の停職となりました。 朝日の記事によると、夜間通行禁止の道路を自動車で走り、警察官の取締りを受け、その際「記事にする」と言って反則切符への署名を拒んだとのこと。確かに法律的な罪(普通はこの程…

グーグルの衝撃

既存メディアに与えるグーグルニュースの衝撃については「ネットは新聞を殺すのか」ブログで湯川さんが何度も取り上げていますが、実はグーグルアドセンスのほうが影響が大きいのではないかと思っています。 既存メディアのホームページは、ほとんど工夫もな…