ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2010-01-01から1年間の記事一覧

「ジャーナリストキャンプ2010」無事終了しました

組織や媒体、ベテランや若手といった立場を超えてジャーナリスト同士が切磋琢磨する場、スイッチオンプロジェクトによる「ジャーナリストキャンプ2010 -伝えるためのスキルを学ぶ-」が立教大学新座キャンパスで行われました。ゴールデンウィーク中にもかかわ…

私たちはどのような「メディア」から情報を受け取っているか

学習院大学法学部政治学科での講義「メディアリテラシー −情報の受け手から発信者へ−」が始まりました。既にガイダンスは終わり、4月27日の第3回では自分たちが情報を受け取っている「メディア」について考えてもらいました。メディアリテラシーというと「マ…

日経電子版は成功するのか? ネットでも活発な論議

朝日新聞社ジャーナリスト学校が発行しているJournalism(ジャーナリズム)2010年4月号に『日経電子版は成功するのか? ネットでも活発な論議』を寄稿しました。 3月23日に創刊した電子版(Web刊)についてのネットでの反応をまとめたもので、「TechWave」編…

「ジャーナリストキャンプ2010」申し込み状況(受付終了)

組織や媒体、ベテランや若手といった立場を超えてジャーナリスト同士が切磋琢磨する場、「ジャーナリストキャンプ2010 -伝えるためのスキルを学ぶ-」は、ゴールデンウィーク期間中にも関わらず定員40人の申し込みがありましたが、「参加したい」「スケジュー…

学び合いの場「ジャーナリストキャンプ2010」を開催します(受付終了)

スイッチオンプロジェクトは、5月4・5日に「ジャーナリストキャンプ2010 -伝えるためのスキルを学ぶ-」を行います。組織や媒体、ベテランや若手といった立場を超えてジャーナリスト同士が切磋琢磨する「場」です。問題意識を持つ数名の特別ゲストも予定して…

第5回イノベーション合宿「AR(拡張現実)サービス」検討を開催します

大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)では、4月17・18日に「第5回イノベーション合宿」を行います。テーマはAR(拡張現実Augmented Reality)です。関東では久しぶりの開催となる合宿、新たなウェブサービス、ビジネスモデルについてア…

スイッチオン2010年度のキックオフ合宿を行いました

ジャーナリスト同士が、メディアや組織を超えて切磋琢磨できる「場」をつくっている「スイッチオンプロジェクト」の学生運営委員とアドバイザーが2010年度の活動を前にキックオフ合宿を行いました。既に学生運営のブログもアップされています(夏イベントへ…

恒例のブロガー飲み会、お花見、ちょっと乗り鉄

「関西ブロガー飲み会」に参加するために京都・山科まで行ってきました。 2004年にブログが縁で知り合い、近況報告を兼ねて毎年集まっているもので、「ベンチャー企業社長の挑戦、そして苦闘」の小島さん、「大西 宏のマーケティング・エッセンス」の大西さ…

学習院大学でメディアリテラシーの講義を担当します

今年度から学習院大学法学部政治学科で「メディアリテラシー −情報の受け手から発信者へ−」を担当することになりました。 前期ではソーシャルメディアも踏まえた変化するメディア環境を概論的に、後期では情報発信するための実践的な手法について学ぶもので…

首相記者会見の「オープン化」を新聞各社はどう伝えたか

内閣記者会が主催する首相記者会見の「オープン化」*1を新聞各社がどのように伝えたか、また伝えなかったのか、電通が「日本の広告費」でインターネットが新聞を抜いたことを発表した際(新聞はインターネットが新聞広告費を抜いたことをどう伝えたか)と同…

「模擬」紙面審査で新聞を楽しく読み、メディアリテラシーを学ぶ

20日は「文章講座」のワークショップと定例ミーティングがありました。定例ミーティングは、今年からスタートしたもので、ジャーナリストが切磋琢磨できる「場」として、マスメディアなどで活躍するデスクと学生運営スタッフが立場を越えて学び合っています…

日経IT-PLUSの連載「ガ島流ネット社会学」が終了、皆様ありがとうございました

日経IT-PLUS「ガ島流ネット社会学」が、3月12日の「市民メディア」の失敗をマスメディアは教訓にできるかで最終回となりました。日経新聞の電子版創刊に伴うもので、コラムはタイトルやコンセプトが少し変更になり再開予定です。 一旦終了の話は聞いていたの…

ソーシャルメディアでは「ストーリー」はユーザーが創る

エデルマン主催のスティーブ・ルーベル(Steve Rubel)氏のブロガーラウンドテーブル「新たな時代のデジタルトレンドとマーケティング戦略」に参加してきました。アメリカと日本で多少の状況は違いますが、これまで自分が考えていた方向性とずれていないこと…

WOMマーケティングのガイドラインを発表しました

「WOMマーケティングサミット2010」(主催:WOMマーケティング協議会)で、WOMマーケティングのガイドラインを発表しました。協議会に加入している法人・個人会員の有志延べ100人が、昨年10月から12月にかけて4回のディスカッションを行い、私は策定のプロジ…

「広報会議」3月号の誤報特集にソーシャルメディア活用の談話が紹介されています

月刊「広報会議」3月号の特集:どうする?不本意・誤報対策に、インターネットのリテラシーとソーシャルメディア活用のインタビューが談話として紹介されています。タイトルは「失敗を恐れずに新しいメディアに対する覚悟を持とう」です。 ツイッターや動画…

WOMマーケティングサミット2010が開かれます

昨年設立にかかわったWOMマーケティング協議会が、3月12日に「WOMマーケティングサミット2010」を開きます。2008年から勉強会をスタートし、準備会から、協議会に。色々ありましたが、今回のようなイベントを開くところまで来たなあと感慨深いものがあります…

小沢幹事長「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について、毎日新聞のメディア時評に寄稿しました

毎月一度担当している毎日新聞の「メディア時評」。3月1日付けでは、小沢一郎民主党幹事長の「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について書いています。見出しは「報道も可視化の時代」「説明と改善が不可欠」です。 不起訴までの報道を振り返ってみると、…

受講生による素敵な成果発表、パロディでモジュールライティングの学びを伝える

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)の2009年度成果発表/シンポジウム/修了式が開かれました。各コースから成果の発表があり、担当していた選科Bは、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀(もしくはプロジェクトX)」のパロディで、コ…

フォーラム「ネット時代のメディアとジャーナリズム」のパネルに参加します

今日(2月24日)に開かれる日経新聞のフォーラム「ネット時代のメディアとジャーナリズム」のパネルに参加します。 既に満席ということですが、動画中継が行なわれる予定です。テーマとパネリストは以下の通りです。どんな話になるのか楽しみです。 ネット社…

新聞はインターネットが新聞広告費を抜いたことをどう伝えたか

昨日、電通が発表した「日本の広告費」(電通のリリース、 PDF)で、インターネットが新聞を抜いたことが明らかになりました。その感想はブログに書きました(インターネットが新聞を抜く、電通が「2009年日本の広告費」を発表)が、新聞各社がどのように伝…

ついにインターネットが新聞を抜く、電通が「2009年日本の広告費」を発表

電通が恒例の「日本の広告費」を発表しました(電通のリリース、PDF)。ついにインターネットが新聞を抜き、テレビについで二番目となりました。歴史的にはひとつの区切りと言えますが、予想されていたことで驚きはありません。ここ数年で新聞は広告媒体とし…

「コート・ド・ルージュ」で、ふわパンケーキ20段のツインタワーを食べてきた!

ツイッターでのやり取りがきっかけとなり、赤坂サカスにあるカフェ・ワインバー「コート・ド・ルージュ」にパンケーキを食べに行ってきました。 ウェブページ「ふわパンケーキ」では、5段の「スペシャルパンケーキセット(1680円)」と8段の「V・I・Pスペシャ…

もしあなたが新聞記者なら医療事件をどう報道するか、上智大学の講義から

先日、上智大学の橋場義之先生に招かれ「ジャーナリズムの現在」という講義を担当させてもらう機会がありました。一方的に話すのではなくインタラクティブにやれないかと考え(少人数ならワークショップ形式を取る事もあります)、福島県立大野病院事件と大…

オープンプレスクラブ(OPC)構想についての第1回勉強会を行いました

ツイッター上でのやり取りが発端となり、オープンプレスクラブ(OPC)構想について話し合う会を5日夜、早稲田大学で行いました。大学生・大学院生、フリージャーナリスト、ブロガー、新聞社の社員、研究者、PR会社やネット企業の方など、10数人が集まりました…

子育てネットワーク「ぴっぴ」とライティングワークショップを行いました

ジャーナリスト同士が、メディアや組織を超えて切磋琢磨できる「場」をつくるために活動している「スイッチオンプロジェクト」が、静岡県浜松市のNPO法人「はままつ子育てネットワークぴっぴ」とライティングワークショップを行いました。 ぴっぴ理事長の原…

ジャーナリスト教育の新たな試み

NHKのクローズアップ現代で「変わる巨大メディア・新聞」という特集が放送されました。新聞社の経営が苦しくなる中で、ジャーナリズムを守るための試行錯誤が取り上げられていましたが、批判的な声もあったようです。アメリカでは記者が解雇されていることも…

朝日新聞のtwiiterでの特ダネ「つぶやき」に見る読者視点のなさと速報の危うさ

朝日新聞東京本社編集局(@asahi_tokyo)がツイッターで http://twitter.com/asahi_tokyo/status/7597001217 朝刊の1面トップは「日航、上場廃止へ」。他紙が書いていなければ「特ダネ」となります。それではきょうはこのへんで、おやすみなさい!!!!! …

ミドルメディア時代の到来

佐々木俊尚さんの「2011年新聞・テレビ消滅」 を読んで内田樹さんが「ミドルメディアの時代」というエントリーを書かれていました。ミドルメディアは、2006年末に日経IT-PLUSのコラム、「炎上」の発火源?・マスコミとブログつなぐ新メディアの台頭で、概念…

「未来をつくる図書館-ニューヨークからの報告-」菅谷明子

アメリカンドリーム。そんな言葉がリアリティを持って感じられた図書館について書かれた本、と書くと何のことだろうと思われるかもしれません。菅谷明子さんの「未来をつくる図書館ーニューヨークからの報告ー」。タイトルを見て子供図書館のことでも書いてい…

ジャーナリスト同士が切磋琢磨できる「場」に向けて

大学生向けのジャーナリスト育成プログラムとして始まった「スイッチオンプロジェクト」は3日から始動しました。 仙台で行ったライティングワークショップ×シンポジウム「伝わるうれしさ、伝えずにいられない」の簡単な振り返りと、大学生向けイベントと秋に…