毎日新聞「ボートマッチ」の特集で漫画家の赤星たみこさんと対談しました
アンケートと答えると各党や候補者と自分の考えの一致度が分かるボートマッチというツールがあります。
毎日新聞の解説によると『英語のvote(投票)とmatch(調和すること)を組み合わせた言葉で、オランダ発祥。選挙の投票に役立てるツールとして主に欧州で普及している』そう。日本では、2007年の参院選で毎日新聞が初めて取り組み、読売新聞も実施しています。このボートマッチの使い方や特徴を紹介する特集で、漫画家の赤星たみこさんと対談、20日の紙面に見開きで掲載されました。
記事は毎日JPにも掲載されています。『藤代裕之さんと赤星たみこさん、語り合う』。ボートマッチの話だけでなく、政権交代をどう捉えるのか、マニフェスト、インターネットでの選挙運動、メディアの役割、候補者の選択基準など幅広いものになっています。赤星さんとお会いするのは初めてで、あまり挨拶も出来ないまま対談に入ったのですが、問題意識が重なる部分もあり、楽しく話すことが出来ました。
ボートマッチを監修した3人指揮者、埼玉大の松本正生教授、慶応大の曽根泰教教授、片山善博教授のコメントなどがある記事もネットで読めます『機能を紹介/監修委員3氏に聞く』。ボートマッチも完璧ではないのですが、設定されている問題(それ以外のアジェンダもあるとは思うが…)に対して自分がどんなスタンスなのか、興味があるのか、ないのかも含めて整理できるのも良いところです。未体験の方はぜひ一度トライしてみてください。ボートマッチスタートページ(全20問)
対談の原稿は下記のやりとりで終わっているのですが
藤代 投票に行くきっかけは何でもいい。ボートマッチのようなまじめなものだけでなく、ネット上で公開されているゲーム性の高いものから関心を持つのでも構わない。自分に与えられている権利を行使するってことが、やはり大事だ。
赤星 「たった1票入れても変わらない」という人がすごく多い。投票率は、いつも5割ぐらいじゃない。行っても行かなくても同じだという5割ぐらいの人が今の社会を作った。ものすごく責任があると思う。
赤星さんも、私もとにかく投票に行くということを何度も話しました。赤星さんは、選挙に行くのは格好悪いと思っていた時期があり、いまではとても後悔しているとのこと。
対談終了後の雑談の際に、以前にブログで呼びかけた「衆議院選挙の投票行動をブログにアップしよう」を紹介すると、関心を持って頂きました。今回も選挙がスタートしたら改めてブログで呼びかけるつもりですので、賛同頂ける方はぜひ投票に行ったことをブログやツイッターに書き込んだり、投票所や投票済証(投票所にいる係員に「証明書もらえますか?」と声をかけると渡してくれます)の写真をアップしたりしてください。
マスメディアなどでは「選挙に関心がない」とレッテルを貼られがちな、若者やネットユーザーの選挙への関心向上・投票行動の可視化を目的にしていますので、特定の候補者や政党に投票を誘導する書き込みは禁止です。投票したという事実のみを書き込むようにお願いします。ツイッターのハッシュタグは#tohyoです。
【関連サイト】
- 毎日のボートマッチ(えらぼーと)のトップページ(ツイッター連携とブログパーツがあり、ハッシュタグは#eravoteとのこと)。
- 日本版ボートマッチ(こちらは読売新聞の取り組み)。