ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

スキルを生かした被災地の課題解決ツアーの打ち合わせに南三陸と仙台に行って来ました

ボランティアつなぎサービス「skillstock(スキルストック)」のチームは、NPO法人「ボランティアインフォ」の大藤さんの案内で被災地をまわってきました。 目的はスキルを活かして、被災地で活動する団体の課題を解決するバスツアーの協力依頼と打ち合わせ…

つながりのジャーナリズム 寺島英弥さんとの対話 第4回「幻想のハッピーエンドなんて誰も信じていない」

当事者が引き裂かれていく中で、地方紙記者の役割を「他の世界とつなぐ」ことに見いだした河北新報の編集委員寺島英弥さん。東日本大震災による影響で新聞発行が危ぶまれる中で、ブログの扱いは「ベルリンの検問所のバーが突然上がった」ようになり、寺島さ…

つながりのジャーナリズム 寺島英弥さんとの対話 第3回「地方紙の記者は新聞盆地の住人だった」

河北新報の編集委員寺島英弥さんは、被災地を丁重に取材する中で引き裂かれていく当事者を目撃し、厳しい状況の沿岸部から仙台に戻ることができる立場に罪悪感を感じたことをブログにつづります(三陸の被災地へ ・2日目/綾里)。 東日本大震災の被害者と…

つながりのジャーナリズム 寺島英弥さんとの対話 第2回「新聞原稿でもルポでもない文章と引き裂かれる当事者」

東日本大震災の被災地のただ中の地方紙、河北新報の編集委員寺島英弥さんは、「出撃(現場に取材に行く事)」出来ない中で同僚の記者の活動をブログに記録し始めます。ブログ「Cafe Vita」で始まった記録のタイトルは「余震の中で新聞をつくる」でした。紙の…

つながりのジャーナリズム 寺島英弥さんとの対話 第1回「暗闇の中でブログがつながった」

河北新報の編集委員寺島英弥さんに初めて会ったのは2007年10月、東海大学の河井孝仁先生の紹介でした。地方メディアやジャーナリズムのあり方を語り合った興奮を抑えきれず、夜に長いブログ(新聞、ジャーナリズム、コミュニティについて長いメモ)を書いた…

SFCと楽天で「スキル発見ワークショップ」を行いました

ひとり一人の得意なこと、好きなこと、出来ることで被災地を支援するボランティアつなぎサービス「skillstock(スキルストック)」は登録者が1000人を超え、さまざまなメディアにも取り上げられています。 しかしながら、「貢献したいのだけど、何がやれるの…

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)がATHLETE DAYに協力 ソーシャルメディア講座を担当します

日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)では、5月7日にAthlete Society(アスリートソサエティ)が開催するイベント「第7回ATHLETE DAY」内のソーシャルメディア活用プログラムに協力します。 アスリートソサエティは、陸上選手の為末大さん(@daijapan)を…

情報を発信することの大切さ 岩手県大槌町・宮古市を訪ねて

東日本大震災の情報ボランティア活動から生まれた「ボランティアインフォ(無事にNPO法人となりました)」の北村孝之代表と三陸沿岸を駆け足でまわってきました。ボランティアインフォは宮城県を中心に活動していましたが、被害が大きかった三陸沿岸部の町も…

救命センターでの行き過ぎ取材はあったのか 新聞社と病院に取材を行いました

公立豊岡病院但馬救命救急センターがブログでマスメディアの取材手法を厳しく批判し(「マスコミの人間に心はあるのか」)ネットで話題となった後、J-CASTニュースがブログで名指しされた読売、毎日、朝日の各新聞社に取材し、新聞社側がブログは事実誤認で…