ネット時代の新聞
2017年1月17日に『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』が光文社から発売されます。パソコンからスマホへとニュースの主戦場が移り変わる中で、ヤフー、スマートニュース、LINE、日本経済新聞、ニューズピックスの5つを取り上げ、攻防を描い…
プロジェクト名・ANYとして注目されていた日経・朝日・読売の合同サイト「あらたにす」がオープンしました。舌をかみそうなネーミングだけでなく、ネットユーザーからはサイトについても「新しさがない」「GoogleNewsのほうがいい」などとイマイチ評判が良く…
新聞を取り巻く状況とネット文化とは、「ネット社会の情報と言論〜新聞ジャーナリズムの将来」(上)からの続きです。橋場、インターネットは新聞にどんな影響を与えているのか。欧米ではどんなことが議論されているのですか。林、9月にイギリスの新聞労働組…
「ネット社会の情報と言論〜新聞ジャーナリズムの将来」をテーマに毎日新聞労働組合と市民団体「ジャーナリズムを語る会」が開いた「第21回毎日新聞社編集綱領制定記念のつどい」に出席してきました。参考になる部分も多かったのでイベントのログを紹介し…
民主党の小沢一郎代表が突然辞意を表明し、記者会見を行いましたが、新聞各社がネットで詳細を速報しています。ウェブファーストを宣言しているMSN産経はもちろん、朝日はまず「主な発言」を出して、その後に全文も出すという二段構え(もしかしたらMSN産経…
週刊ダイヤモンドが「スクープ」として報じた朝日+日経+読売=ANY構想が正式に発表されました(MSNサンケイニュースが記者会見を詳しく報じています)。3社は(1)インターネット分野での共同事業(2)販売事業分野での業務提携(3)災害時等の新聞発行…
東海大学の河井孝仁先生の紹介で、「シビック・ジャーナリズムの挑戦―コミュニティとつながる米国の地方紙」で知られる河北新報の寺島英弥編集委員とお会いして、ジャーナリズムやコミュニティについてディスカッションする機会を得ることが出来ました。寺島…
特ダネのウェブ優先「ウェブファースト」、紙とウェブの編集を一体化するという踏み込んだ方針が示され注目されているMSN産経ですが、10月1日スタートを前にサイトが既にウェブ上に公開されています。毎日jpは予告画面のままです。トップは3カラムで、記事ペ…
毎日新聞と分かれたマイクロソフトが産経新聞と組んで10月からスタートするニュースサイトMSN産経の記者会見が行われ、特ダネのウェブ優先「ウェブファースト」だけでなく、紙とウェブの編集を一体化するという踏み込んだ方針が示されました。ウィンドウズ・…
週刊ダイヤモンド(9月22日号)の特集「新聞没落」を読みました。 ビジネス誌ということもあり、様々なデータを使い(独自のネット調査も実施している)ビジネスモデルの変化や問題点の分析が行われており、新聞業界の「構造不況」の実態が分かりやすく紹介…
マイクロソフトとの提携を解消した毎日新聞が10月からスタートさせる新サイト「毎日jp」の記者発表会に行ってきました。サイトの概要だけでなく、ロゴとキャラクターも発表されましたが「来年4月のフェーズ3がひとまずの完成形」ということもあり、イマイチ…
来週月曜日(祝日のため火曜発売でした)発売の週刊ダイヤモンド(9月22日号)が「新聞没落」という特集を組みことが、ダイヤモンドのホームページに掲載されています。 このエントリーはダイヤモンド発売前のものです。特集「新聞没落」の内容や感想を週刊…
日経ビジネス(07年9月10日号)が「毎日、ヤフー陣営と関係強化 ニュースポータル戦国時代に備える」とのタイトルで、毎日新聞がヤフー陣営をパートナーと捉え、ヤフーへの包囲網を固める他社との差別化を図る戦略に出たことを伝えています。
毎日新聞と組んでいたマイクロソフトが、産経新聞と新しいニュースサイトを展開することについて、毎日新聞社からのお知らせがウェブ上にも掲載されていました。 毎日新聞社は10月1日、インターネットの新たな総合情報サイト「mainichi.jp」を開設します。 …
神奈川新聞社がスタートさせたニュースアグリゲーター・メディアジャム(mediajam)を取材して、日経IT-PLUSの連載に「ネットが「スクープ」を生む時代に既存メディアが行く道は?」の中で掲載しました。メディアジャムをミドルメディアのひとつととらえたもの…
地方紙の社員が作るローカルメディアネットワークが主催するイベント『吠えろ! ローカルメディア 〜「新聞なんていらない?」なんて言わせない!!』 で「新聞社―破綻したビジネスモデル」を書かれた元毎日新聞社の常務である河内孝さんが講演するというこ…
神奈川新聞社が16日、新たなウェブサービス「メディアジャム(mediajam)」を開設しました。「優良なサイトを自動巡回してニュースをタグで分類するサービス」で、ニュースには一言コメントを書き込むこともできます。新聞社系の会社が運営するものとしては…
一部で話題となり、その論調の「ずれ具合」に、ホームページにアクセスを集めるための「釣り」なのではないかという指摘すら出ていた、毎日新聞の連載「ネット君臨」についての考えを日経ITのコラムにアップしています。 「ネット君臨」問題が明らかにした…
電通が「2006年日本の広告費」を発表しました(電通のリリース、PDF)。マス四媒体は2年連続で前年を下回った一方、ネット広告だけは前年比129.3%で拡大。電通のプレスリリースのサブタイトルも「3年連続増、インターネット広告が引き続き伸…
先日宮崎県知事に当選したそのまんま東(東国原)氏の活動がメディアから注目されていますが、東国原知事のイメージメディアリレーションの力量(地方政治、地方自治の力量ではないです)の一端が宮崎県がホームページで公開している知事記者会見の動画から…
朝日新聞のニュースサイト「アサヒコム」にソーシャルブックマークの代表格・はてぶが搭載されました。これはインパクトが大きいです。ディープリンクの問題をどうしていくのか、そして「自前主義」からの脱却の動き、この2点が他の新聞社にもこれらが広が…
新聞広告×WEBがつくるクロスメディアという特集があったので、久しぶりに「宣伝会議11/15号」を購入。元日経広告研究所の専務理事を務めた森内豊四氏の「新聞広告が抱える現代的課題」と題した寄稿が目を引きました。かなり辛らつな内容ですが、新聞広告…
相変わらずジャーナリズムと経営をごっちゃにしている。ジャーナリズムの危機と経営の右肩下がりは、相関関係がないわけではないけれど分けて考えたほうが議論しやすいと思うのですが…。けど、無理でしょうね。下記は、週間金曜日北村肇、ノンフィクション作…
刺激的なタイトルの割にはあまり目新しい内容はありませんでした。アメリカと日本ではメディアの状況や地域社会、コミュニティのあり方も違うので、そのまま比較することはできませんし。特に、アメリカの新聞の主要な広告収入であり、ネットの影響を大きく…
韓国の市民参加型メディア「オーマイニュース」が日本に上陸するそうです。それもパートナーはソフトバンク。プレスリリースによると、オーマーニュースが設立を予定している日本法人・オーマイニュースインターナショナルにソフトバンクが6億9300万円を出資…
電通が「2005年日本の広告費」を発表(PDF)しました。総広告費は5兆9625億円(前年比101.8%)で、ITバブル崩壊後にいったん減少していましたが、04年に増加に転じ、05年も伸びています。媒体別では、テレビ2兆411億円(99.9%)、新聞1兆377億円(98.…
ブログに記事を引用できるニュースコミュニティサイト「AFP BB News」のベータ版が2月3日よりスタートしたそうです(BroadBandWatchに詳報あり)さっそく登録してみたものの、ニュースと写真が「正規」に使える(アマチュアでは撮影できないスポーツや政治…
新潟は大雪の影響で停電が相次いでいるようです。地元紙・新潟日報がHPで読者から寄せられた停電情報をそのまま公開しています。最近は、携帯ラジオを持っている方も少なくなってきていますので、多くの人が所有している携帯電話からの情報は停電時に大変…
「ニュースの現場で考える」の高田さんが、何かと問題が指摘されている記者クラブの新しいあり方を提案しています。アメリカのブログジャーナリスト、ダン・ギルモア氏の来日講演の際にも、外国人の方が「記者クラブがあるから日本の市民ジャーナリズムは実…
読売新聞東京本社が「見出しの部分を無断使用して利益を得ているのは違法」だとして、インターネットサービス会社「デジタルアライアンス」に対して、損害賠償と見出しの使用差し止めを求めていた訴訟の控訴審判決が、10月6日知財高裁でありました。7日…