新聞はインターネットが新聞広告費を抜いたことをどう伝えたか
昨日、電通が発表した「日本の広告費」(電通のリリース、 PDF)で、インターネットが新聞を抜いたことが明らかになりました。その感想はブログに書きました(インターネットが新聞を抜く、電通が「2009年日本の広告費」を発表)が、新聞各社がどのように伝えたのかをまとめて見ました。
朝日と産経は1面で紹介、日経は3面(総合)、読売は2面(総合)、毎日は8面(経済)、東京は9面(経済)でした。各紙の見出しの大きさと記事の抜粋を紹介します。
- 朝日新聞:ネット広告費新聞を上回る(2段、図あり)『インターネット広告がはじめて新聞広告を上回り、テレビに次ぐ「第2の広告媒体」となった』
- 毎日新聞:ネットが新聞抜く 09年広告費全体では11%減(3段、図あり)『「広告主のネット広告への評価は着実に定着、浸透している」(電通)』
- 読売新聞:ネット広告費新聞上回る(囲み)『ネット広告費には、関連ホームページの制作費などが含まれており、こうした費用を除けば新聞がネットを上回っているという』
- 日経新聞:広告費、ネットが新聞抜く テレビに注ぐ2位 総額11%減、5.9兆円(3段、囲み)『ネットが新聞を逆転し、首位のテレビに次ぐ額を確保した』
- 産経新聞:ネット伸長新聞抜く(2段、図あり)
- 東京新聞:ネット広告、新聞抜く 全体額は初の2けた減(4段)『媒体別では「インターネット」が初めて「新聞」を上回った』
ツイッターで岡本さん(@ARG)が各紙の扱いを知らせてくれるように呼びかけたところ、日経産業4面、ビジネスアイ3面、京都新聞3面、山陰中央新報5面(経済・海外)、山陽新聞8面(経済)、神戸新聞9面、高知新聞1面(図あり)であることも分かりました。全国紙に比べると扱いは小さめのようです。
これまで何度も話していますが、どの新聞がどう扱っているか、マスメディアも見られている時代です。