「急募!馬鹿30人」
「急募!馬鹿(ばか)30人」。岩手県住田町の若者らが10月18日、同町大股地区公民館で「全日本馬鹿サミットin住田」を開催する。「馬鹿が付くほどのアイデアマン」を募り、ユニークなまちおこし策を語り合ってもらう趣向だ。
という馬鹿馬鹿しいニュースあり。普通に「町おこしサミット」だとか「町おこしを語ろう」ではニュースにならないけれど、会の名称を「全日本馬鹿サミット」と付けたのが面白い。
議論は午後7時から翌日8時まで徹夜で行うというところも馬鹿っぽい。町おこしとなると、とかくエライ人たちが真面目に議論した挙句、横並びになったり、ハコモノを作ってしまうことになったりするのですが、このサミットなら面白いものになりそうです。
ただ、ウェブを探しても告知がないのが残念。本当に全国から馬鹿が岩手に大集合すると困るのか… 少しもったいない。
「発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」にも、ブレインストーミングを台無しにする六つの落とし穴のひとつとして「ばかげたものを否定する」が上げられています。
会社の会議などでは「それはないだろう」というアイデアストッパーが必ず出てきて、当たり障りのない結果に落ち着いてしまうことがよくあります。「馬鹿なアイデアのみを話し合う」と決めて一度ブレインストーミングをしてみるのもいいかもしれません。