NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」
NHKスペシャル「グーグル革命の衝撃」が昨晩放送されました。放送前にこれほどネットユーザーに注目されたテレビ番組はなかったかもしれません。ブログでも視聴リポートが多数上がっていますし、ミクシィでもマイミクの方々が番組を見ながら感想を書き込んで、議論が行われていました。
リポートをざっくり見た感じでは、「無邪気は怖い」という意見。もう一つは「だいたい知っていること。いまさら感アリ」という意見が多かったのではないでしょうか。
しかし「だいたい知っている」というのは誰が、どの程度というのが問題です。
日本市場においてGoogleはヤフーを捕らえきれずにいます。NHKを見る多くのユーザーは、検索と言えばヤフーという世代やセグメントであることが予想され、番組を見た後で「ヤフーでグーグルを検索する」という行動が起きたのではないでしょうか。
ヤフーには検索キーワードのグラフ化が見つからなかったのでgooの検索ランキングで「Google」を調べてみたところ、急上昇しています。評判は「巨大」「すごすぎる」「衝撃」「怖い」など、「見逃す」なんていうのもあります(私が検索した時点)。
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Googleは昨年の「ウェブ進化論」で都会のビジネスマン中心に知名度を上げました。しかし、まだ検索シェアが満足のいくものではないのでしょう。秘密主義で知られるGoogleがNHKの取材を受けた理由は「日本における検索シェアの拡大」と考えると理解できるのではないでしょうか。
ちなみにNHKの放送内容はGoogleのビジネスと危険性を45分という短い時間でよく描き出せていたと思います。声高に危険性を叫ぶのではなく淡々と描くことでより不気味さが引き立つものでした(CGや音楽はちょっとやりすぎだったかも…)。auとの連携に副社長が来日したシーンがあったことから、取材は長期にわたっていたことが推測できます。何かと問題が指摘されていますが、NHKの底力を感じました。