ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

法政メ社の新入生を対象に、Google「ニュースラボ」フェローによる講義が行われました

法政大学社会学部メディア社会学科(メ社)で4月11日から、Google News Lab(グーグルニュースラボ)の井上直樹フェローによる講義とワークショップがはじまりました。2019年度のメ社の新入生の約180人ほぼ全員(履修が確定してないので、現時点での暫定数)が、グーグルの基本的な仕組み、検索やマップを利用した情報確認のスキルを学びます。

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法政大学社会学部は昨年、Googleニュースラボが世界で展開している「Google News Initiative University Network」に国内で初めて加わりました。

gatonews.hatenablog.com

メディア社会について学ぶ入門科目で「基礎編」の講義を受けた後、少人数に分かれるコンピュータ入門の時間を利用して「ファクトチェック編」に取り組みます。

11日に行われた「基礎編」は、新入生に、2・3年生も加わった200人超が受講。井上さんから、グーグル検索、特定キーワードを除外する「-(マイナス)」や特定のサイト内のデータを検索する「site:」など、検索精度を高める手法や、地図、トレンドなど、Googleの主要サービスの使い方を学びました。

トレンドでは、他大学と比較して、法政大学の検索ボリュームがどう推移しているか、関連しているキーワードに違いがあるのか、をパソコンを使いながら提示。

Googleアースを使い殺害現場を特定したBBCの「Cameroon atrocity: Finding the soldiers who killed this woman」など報道の取り組みの紹介もありました。

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「ファクトチェック編」は、コンピュータ入門の17クラスを対象に、4月末までに順次行われます。パソコンを利用して画像検索を使った画像の確認、グーグルマップ、ストリートビューなどを活用した現場確認などのツールを使いながら、実際に確認作業を行うことになっています。

メディア社会学科では、コンピュータ入門・プログラミング入門の受講を推奨し、昨年度もほぼ全員が履修しており、デジタルやソーシャル化が進展する新たなメディア環境に対応した取り組みが進んでいます。Google News Labとの取り組み以外にも、面白い取り組みを準備中ですので、決まり次第ブログでも紹介していきます!

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