法政大学社会学部でGoogle「ニュースラボ」フェローによる講義が行われました
法政大学社会学部メディア社会学科では、10月17日・18日にGoogleニュースラボのフェローである井上さんによる講義が行われました。メ社入門Ⅱの受講者は「基礎編」を、コンピュータ入門やウェブジャーナリズム実習の受講者は「ファクトチェック編」に取り組みました。
「基礎編」では、検索、地図、トレンド、アースなど、Googleの各サービスの使い方が紹介されました。また、これらのサービスを使った報道事例も紹介がありました。
- 現地の写真や動画などとGoogleアースを組み合わせてラスベガスで起きた乱射事件を報じたニューヨーク・タイムズの「Reporting on Las Vegas, Pixel by Pixel 」
- こちらもGoogleアースを使い殺害現場を特定したBBCの「Cameroon: Anatomy of a Killing - Documentary - BBC Africa Eye」 。当初、カメルーン当局は、ソーシャルメディア上で広がる映像を「フェイクニュース」だと否定しましたが、BBCは映像とGoogleアースを見比べ、山の稜線や建物、木などの一致点を確認し、殺害現場を特定しました。
また、井上さんが西日本新聞の記者時代に取り組んだテクノロジーを使った報道事例の紹介もありました。
メ社入門Ⅱの受講者は1年生約200人。サービスの紹介だけでなく、スマートフォンを使ったファイル指定などのオプションや画像検索の実践を行いました。
法政大学社会学部は、Googleニュースラボが世界で展開している「Google News Initiative University Network」に国内で初めて加わりました。今後も講義などで連携していきます。