2020年度の「ローカルジャーナリズム論」はオンラインで実施します
魅力的なローカルメディアのあり方やジャーナリズムの可能性を議論する法政大学社会学部の集中講義「ローカルジャーナリズム論」を9月15日~17日に開催します。
本講座は、法政大学に在籍する地方出身学生の減少により、ローカルメディアの存在を知らない学生に、社会課題の解決に向けて魅力的な活動を行っているローカルメディアのことを知ってもらおうと企業の協力を得た寄付講座として2019年度からスタートしました。 2020年度の寄付企業は、沖縄タイムス、西日本新聞、中国新聞、東海テレビ、博報堂ケトル (順不同) 5社の皆様です。ありがとうございます。
下記のように*1、多彩なゲストとテーマで展開しています。
沖縄タイムスはフェイクニュースと若者の関係について、西日本新聞はアフガニスタンで活動するペシャワール会の故中村医師の報道について、中国新聞はポニョの舞台として景観保護運動が起きた鞆の浦や原爆報道、東海テレビはドキュメンタリーの映画化、博報堂ケトルは九州で立ち上げたローカルメディアQualities(クオリティーズ)などについて、講義が行われます。
ゲストには、関係人口の第一人者である田中輝美さん、シティプロモーションの提唱者である杉山幹夫さん、ウェブメディアの編集者・メディアプロデューサーの亀松太郎さん、地方紙と連携した取り組みを進めているNHKの #あちこちのすずさんのチームが参加し、登壇者同士の議論も行います。
昨年度は多摩キャンパスで実施し、寄付企業・ゲスト・学生が一緒に学び、宿泊施設で語り明かすなど合宿のような楽しさがありましたが、コロナの影響でオンライン講義となり、沖縄や福岡など各地と学生を結んで行うことになりました。日本各地のローカルメディアと東京の大学に在籍する学生を結ぶことで、新たな価値が生まれるように準備を進めています。取材希望の場合は、大学などに連絡をお願いします。
*1:授業時間を確保するため事前課題・事後課題などが設定されています