ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

「GALAC」THE PERSONにインタビューが掲載されました

放送批評懇談会による月刊誌「GALAC」のNo.180/2012年5月号のTHE PERSONにインタビューが掲載されました。タイトルは「ソーシャルメディアはBy Name」です。
「GALAC」編集部の許可を得たので紙面を紹介します。

放送批評懇談会は、テレビの世界では知られる「ギャラクシー賞」も設けています。大学時代はNHKでアルバイトをしていて、地方新聞時代も同じビルに放送局が入っていて交流があったので賞の名前は知っていました。
しかしながら、自分の関心や取材・研究が新聞中心で、放送とはあまり接点がなかったのですが、東日本大震災におけるマスメディアとソーシャルメディアの関係を取材したり、書いたり、していたところ、シンポジウムなどにお声かけ頂くようになりました。
今回は「グラビア(表紙をめくってすぐのところにある写真コーナー)」でのインタビューということで、かなり緊張しましたが、カメラマンや編集部の方のおかげで、なんとか乗り切ることができました(汗
インタビューでは、仲間と取り組んでいる日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)のことや、マスメディアとソーシャルメディアの役割分担について、ローカル局との関係などです。テレビの世界にはキー局を中心としたネットワークがあり、少ないながら地方から東京、全国への情報の流れがあるのですが(新聞では全国紙はあるが、地方紙にはその仕組はない)、キー局受けするコンテンツだけでなく、独自発信が大事といったことを話しています。
地方から全国や世界への情報発信は、新聞にせよテレビにせよ、実はあまり取り組んだことがありません。ニュースの流れは東京から地方へが一般的で番組だけでなく、ニュース価値も東京中心になっています、それからどう抜けだせるのか、組織体制やマインドも変化が求められるでしょう(地方発として北海道テレビ放送の「水曜どうでしょう」がある)。
なお、5月号の表紙は俳優の大沢たかおさん(表紙に大沢さんと名前が並んでいて驚きました)。特集は東日本大震災で再び注目を集めたラジオについてでした。ラジオを取り巻く状況の取材、ラジオ放送局、クライアント、制作現場といった各立場から掘り下げていました。ラジオはソーシャルメディアとの相性がよいと言われながらも、あまり触れていない人もいて、こちらも興味深い内容でした。