藤代ゼミの6回目の夏合宿を福島県白河市で行いました。JR白河駅近くの「コミュニティ・カフェ EMANON」を拠点に、地域の取材や高校生を交えたワークショップなどを行いました。
夏合宿のきっかけは、カフェを運営する一般社団法人「未来の準備室」の青砥和希理事長に、東京でばったり再開したこと。カフェは、高校生が放課後に、勉強したり、おしゃべりしたり、する「場」になっており、合宿で大学生と交流することで、高校生たちの刺激になるのでは、という話になりました。
四国・徳島の出身者として、東京の大学生に地方を見て、経験してもらうことに大きな意味があると考え、毎年ゼミの夏合宿は地方で実施しています(島根、足利などで実施)。青砥さんにお願いし、活動の一部を公益信託うつくしま基金による助成を受けることで、7泊8日という長い滞在が実現しました。
初日はJR富岡駅に集合し、福島原発の廃炉作業を見学しました。そこから白河に移動です。あって良かった青春18きっぷ。
地方都市の活動に必要な自転車。今回の夏合宿のためにNPO法人「表郷ボランティアネットワーク」から自転車をお借りしました。しばらく使っていなかったという自転車を整備するゼミ生。おかげでスムーズな活動ができました。
地域を取材する高校生グループ「裏庭編集部」の編集会議に参加して交流するゼミ生。
カフェEMANONは高校生だけでなく、地域で活動する色々な人が訪れる「交差点」のようなところです。古殿町の地域おこし協力隊の方が、地域の野菜を持ってきてサンドイッチにして食べるイベントがありました。
ゼミOGが遊びに来た夜はディスカッション。的確なコメントあり、笑いあり。というか概ね笑いだったような…
合宿では、タイトルづくりを通して、伝えたいことを正確に伝えることの難しさや大切さを学ぶ「タイトルで伝える、白河のこと」というワークショップを地域の方向け、高校生向けに2回行いました。
第二回目「タイトルで伝える、白河のこと」無事終了致しました!
— 法政大学社会学部藤代ゼミ (@fujisirolab) August 5, 2018
ワークを通して、私たちが大切にしている、本当に伝えたいことを正確に伝えるとはどういうことなのか、参加した高校生の皆様が気づいて下さったように感じて、とても嬉しかったです。ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/Nj8HmlaxSs
白河市長の鈴木和夫さんとランチをする機会があったのですが、その際にもワークショップを少し体験して頂きました。「難しいなぁ」と悩みつつ真剣に取り組む市長さんと、職員さん。
1週間にわたる滞在で、高校生だけでなく、NPO、行政、地域おこし協力隊、街の人々と多様な交流を行うことができました。ゼミでは引き続き白河を訪れ、高校生と一緒に白河を紹介する冊子を制作する予定です。