藤代ゼミで「風の人」を書籍化するプロジェクトを始めます
藤代ゼミの春休み大作戦の始まりです。日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の仲間で、ローカルジャーナリストの田中輝美さんと一緒に、島根で活躍する「風の人」を取材し、書籍化して、販売します。自分たちで「メディアを創る」ワクワクするチャレンジです。
ゼミでは夏に合宿をした栃木県足利市の「おもしろい」を紹介した冊子「足利のたからさがし」を制作。見せ方や紙質にもこだわりましたが、販売までは至っていませんでした。
今回は「売れる本」をつくるのが目標です。ゼミ生は取材経費、印刷代、などを計算し、事業計画を検討。田中さんから示された取材候補者を図書館やネット、ソーシャルメディアを使い、インタビューシートを作ってきました。ゼミ生に多くのことが任されています。
書籍化といっても、出版社も決まっていなければ、お金もありません。売れるかも分からないプロジェクトですが、出来ると分かっている事はつまらない。困難や不安に立ち向かうことで、人はパワーが出るし、ワクワクが生まれてきます。
まずは、みんなで積み立てたゼミ費を取材費用に当てています。売れなければ赤字。頼れるのは自分の発信力。ゼミ生はソーシャルメディアを使い、プロジェクトの進行を発信するようになりました。
今日、市ヶ谷の研究室で最後の打ち合わせを行い、夜行バスで島根に出発しました。お揃いのパーカーを買い込み、誕生日プレゼントしてくれました。まだ、何のマークもワッペンもついてませんが、これからゼミの思い出がパーカーに印されていくはずです。
田中さんは、取材費用、印刷費用をクラウドファンディングで集めるチャレンジを行っています。開始半日で50%の支援が集まっています。もちろん、この費用だけでは出版はできないのですが…書籍を確実に入手できるのは、このクラウドファンディングですので、ご支援なにとぞよろしくお願いします!
島根発ローカルジャーナリストの挑戦!“島根の面白い人”紹介本を作りたい! - FAAVO島根
テーマとなっている風の人は、2014年10月の記事で紹介した、ソーシャルメディアでつながり、地縁でもなく、血縁でもない新しいつながりで地域を創っていく人たちのこと。
地域創生のカギ握る ネットでつながる「風の人」 :日本経済新聞
書籍化しようと企画書をつくり、いくつかの会社にも検討頂いたのですが、出版には至りませんでした。なぜ、ゼミ活動で、そしてクラウドファンディングを選んだのかも、これから書いていきたいと思います。