ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2021年度ローカルジャーナリズム論の報告冊子「足元からすくう」が完成しました

新型コロナウイルスの影響でオンラインとなった2020年度の法政大学社会学部寄付講座・集中講義「ローカルジャーナリズム論」の報告冊子「足元からすくう」が完成しました。

「ローカルジャーナリズム論」は、法政大学の地方出身学生は3割と少なく、ローカルメディアへの関心が乏しい状況を受けて2019年度にスタートしました。普段接している既存メディアは、東京のキー局や全国紙という東京の学生たちに、ローカルの面白さをどう伝えるか、ゼミ生が編集方針やレイアウトを議論し、関心をもってもらえるように工夫しています。

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テーマは「交わることで生まれる価値」で、巻頭の特集として、ローカルおじさんこと博報堂ケトルのプロデューサー日野さんと、沖縄タイムスの記者である與那覇さんを取り上げています。東京の学生が自分ごと感じられるように、受講者がワークショップで出したアイデアや提出した課題を収録しています。読み進めていくと、東京と地方という対立軸ではなく、東京もローカルなのだ気づいてもらいたい、というゼミ生の編集意図が込められています。目次と冊子の趣旨説明は以下のようになっています。 

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2020年度の「ローカルジャーナリズム論」は、沖縄タイムス西日本新聞中国新聞東海テレビ博報堂ケトル (順不同) 5社の寄付により開講しました。改めてありがとうございます。2021年度も9月に実施予定です。

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