ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

被災地にメディアを立ち上げるプロジェクト 学生インターン募集終了

先日ブログで紹介した被災地の岩手県大槌町に新しい地域メディアを立ち上げるプロジェクト(参考:被災地にメディアを立ち上げるプロジェクトの学生インターン/ボランティアを募集します)ですが、ウェブでの募集と早稲田大学での説明会の参加者で、定員を超える応募があり、募集開始から2日間で募集を終了することになりました。運営委員一同反響の大きさに驚いているところです。ソーシャルメディア上での募集情報の拡散のご協力ありがとうございました。

参加を検討されていた方は、大変申し訳ありません。キャンセルが出た場合に追加募集の可能性もあります。その場合はJCEJのTwitterアカウント(@jcejinfo)でお知らせします。

インターンは、会場となった早稲田大学大学院のジャーナリズムスクールだけでなく、慶應、法政、青山学院、東工、立教、日本女子、東京学芸、津田塾と幅広い学校から集まってくれました。昨年度まで非常勤をしていた学習院、京都の同志社大からの申し込みもありました。
JCEJの学生運営と合わせて18名のチームが結成されました。活動は7月末から9月の3連休まで、事前の顔合わせを行う予定です。なお、インターンの希望者が多かったために、ボランティアの募集は中止しました。
説明会では以下のようなことを話しました。

「新しく創るメディアの目的は、大槌の情報を全国に発信していくこと。紙かソーシャルかといった、メディアありきではなく、あらゆるメディアを使う事を視野に入れている。いまどのメディアを使うとは言えない。FacebookTwitterといったソーシャルメディアの登場で、誰もが情報発信できる時代になっている。特定の媒体へ記事を書いていれば良かった時代は終わり、様々なメディアを駆使する必要がある。しかしながら、新聞やテレビの場合、どうしても今使っているメディアありきになってしまう。このプロジェクトは、伝える情報やターゲットによってメディアを選択するという、これまでにないやり方をする。未来の地域メディアを地域の人たちと一緒に大槌で作ってみたい」
(質疑などはJCEJのブログに掲載されています)

地方新聞出身なので、地域からの情報発信には大きな関心を持って来ました。被災地で、誰もが情報発信できる、誰もがジャーナリストになれる時代の、新しい地域メディアを創造するというチャレンジに身が引き締まる思いです。来週には、社会人の記者、編集者、カメラマンの募集を行いますのでお待ちください。
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