ジャーナリストキャンプ飯南2011の記事がJBpressに掲載されました
日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalist)による「ジャーナリストキャンプ2011飯南」の記事がJBpressに掲載されました。
全員が何らかの書き直しや修正をしたことにより、当初より大幅に掲載は遅れました。新聞の場合は多くて1000字、最近は字も大きくなりますます字数が減る傾向にありますが、JBpressに向けた記事は3000-4500字とボリュームもあり、取材の基礎力が問われました。構成や経済メディア向けにどう書くかで苦しみながらの作業でした。
- 高齢化率91%の限界集落を支える日本の自然力/島根県飯南町:毎年2000人が来訪する秘境の釣堀
- 「補助金なんか要らねぇ」の気骨が地域を再生/島根県飯南町:ダムに沈んだ地区が選んだ「会社経営」
- 脱原発を実証して見せた豪雪地の「先取り家族」/島根県飯南町:衝動買いの太陽光パネルがもたらした意外な効果
- 過疎でもいい、俺はやっぱり田舎に帰る/島根県飯南町:成長から取り残された「故郷」が持つ吸引力
- 人が集まれば知恵とビジネスが生まれる/島根県飯南町:廃校を利用した「笑楽校」の奇跡(軌跡)
- 高速道路に通過される町が見せた気骨/島根県飯南町:ない物探しで地域活性化
掲載された記事は、参加者10人のうち6本5本(あと1本編集部に提出しています11月8日に掲載されました)、中にはアクセス数上位に食い込む記事もありました。 地方紙記者はウェブで通用する記事が書けるのかという、問題意識を持って臨んだキャンプですが、基礎力は示せたのではないかと思います。その一方で、興味関心の幅広さや読者への意識、ネット向けのタイトルなど課題も見つかりました。
JBpressには「補助金なんか要らねぇ」のタイトルで掲載された田中さんの記事は当初、ダムに沈んだ桜に焦点を当て、地方メディアの記者として自らの問題意識と向き合いながら集落を歩くものでした。通常はボツになった原稿は読者の目に触れることはありませんが、捨てがたい記事でしたのでJCEJのブログに掲載することにしました。この2つの記事を読んだテレビ局の人がドキュメンタリーを撮ろうとしているそうです。
- 幸せですか? ダムに沈んだ桜の集落「集団移転」の今(JCEJブログ)
キャンプの振り返りは、来月の朝日ジャーナリスト学校発行の「Journalism」に寄稿が掲載される予定です。Journalismの原稿では、キャンプの内容や評価、課題はもちろん、地方紙記者出身として、地方で開催する意味や東京視点と地方の関係についても触れたのもになっています。
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