ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

ジャーナリストキャンプ飯南2011の記事がJBpressに掲載されました

日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalist)による「ジャーナリストキャンプ2011飯南」の記事がJBpressに掲載されました。
全員が何らかの書き直しや修正をしたことにより、当初より大幅に掲載は遅れました。新聞の場合は多くて1000字、最近は字も大きくなりますます字数が減る傾向にありますが、JBpressに向けた記事は3000-4500字とボリュームもあり、取材の基礎力が問われました。構成や経済メディア向けにどう書くかで苦しみながらの作業でした。

掲載された記事は、参加者10人のうち6本5本(あと1本編集部に提出しています11月8日に掲載されました)、中にはアクセス数上位に食い込む記事もありました。 地方紙記者はウェブで通用する記事が書けるのかという、問題意識を持って臨んだキャンプですが、基礎力は示せたのではないかと思います。その一方で、興味関心の幅広さや読者への意識、ネット向けのタイトルなど課題も見つかりました。
JBpressには「補助金なんか要らねぇ」のタイトルで掲載された田中さんの記事は当初、ダムに沈んだ桜に焦点を当て、地方メディアの記者として自らの問題意識と向き合いながら集落を歩くものでした。通常はボツになった原稿は読者の目に触れることはありませんが、捨てがたい記事でしたのでJCEJのブログに掲載することにしました。この2つの記事を読んだテレビ局の人がドキュメンタリーを撮ろうとしているそうです。

キャンプの振り返りは、来月の朝日ジャーナリスト学校発行の「Journalism」に寄稿が掲載される予定です。Journalismの原稿では、キャンプの内容や評価、課題はもちろん、地方紙記者出身として、地方で開催する意味や東京視点と地方の関係についても触れたのもになっています。
【関連エントリー】