日本ジャーナリスト教育センター(Japan Center of Education for Journalist)は3月3日に、「ジャーナリスト・エデュケーション・フォーラム(JEF)2012」を東海大学湘南キャンパスで開催します。
エデュケーションフォーラムは、JCEJが取り組んでいる新しいジャーナリスト教育のための祭典という位置付けです。ソーシャルメディア時代に対応した、これまでにない実践的なジャーナリスト教育を目指しているJCEJでは、ライティングや取材、編集といった技術だけでなく、ウェブやマーケティングなどの知識やスキルも必要と考え、分野にとらわれないゲストを招いて毎月のワークショップを行っています。また、実際にネットメディアに記事を書くジャーナリストキャンプも行いました。エデュケーフョンフォーラムは、さらにチャレンジングなものになります。そのため、通常の運営メンバーに加えて、サポートメンバーから実行委員を募って昨年から準備を進めてきました。
午前中は、全体セッションで、ゲストによる講演とワークショップが。参加者が交流するランチの後、午後からは「データジャーナリズム」「コミュニケーションデザイン」「イノベーション」の3つのセッションに分かれて夕方まで、3-4のワークショップを行う予定です。講師は交渉中のセッションもありますが、豪華なメンバーになりそうです。
ここでは、午前中の全体セッションのゲストだけ紹介しておきます。
一人目は、NHKで「プロジェクトX」「サラリーマンNEO」「プロフェッショナル仕事の流儀」と人気の番組を立ち上げてきたプロデューサーの有吉伸人さん(NHKエンタープライズ)。次々と新たな企画を考える有吉さんのアイデアや取り組みをお話頂きます。
もう一人は、「イノベーションの学校」として注目を集める東京大学i.schoolディレクターの田村大さん(博報堂イノベーションラボ 上席研究員)で、i.schoolが提唱する人間中心イノベーションのエッセンスが体験できるワークショップをお願いしています。田村さんとは、人間中心イノベーション・ワークショップ「新聞の未来をつくる」に取り組み、もう一緒にやりたいと思っていたので、とても楽しみです。
申し込みはこちらから。
ゲストの決定などはフェイスブックのイベントページでもお知らせします。
<これまでのJCEJのイベント(各レポート一覧はこちらから)>
- 検索エンジンを知らずにジャーナリストは出来ない
- 「ユーザーに刺さる杭を打つ」ネット時代のメディア経営
- ヤフー・トピックスを作ろう
- 日本の広告費から読み解く 企業から見たメディア
- カンヌ審査員による「伝わる」コミュニケーション講座
- 新聞博物館見学
- 震災報道と一人称のジャーナリズム
- ジャーナリストとキャリア あなたの「働く」論を考える
- ジャーナリストキャンプ2011飯南
- 伝えたくなる文脈づくり〜クチコミマーケティングの現場から
- ネットメディア収益化の肝、ネット広告のしくみを学ぶ
- ウェブサイトのお知らせをわかりやすく書くワークショップ
- Live Shell×Ustream講座
【関連エントリー】
- 「地方紙記者に教育・研修の場を」Journalism11月号に寄稿しました(ジャーナリストキャンプについての問題意識)
- 伝える技術や倫理をどう学ぶのか「ジャーナリストエデュケーションフォーラム2010」を開催します(1回目のフォーラムの概要)
- ワークショップ最終プレゼン「新聞の未来」はつくれたか(田村さんとのi.schoolの取り組み。各回の模様もたどる事ができます)