ガ島通信

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神奈川県災害ボランティアネットワークによってボランティア情報の入力が始まりました

先日ブログで横浜でボランティア情報ステーション(VIS)が説明会を行った事をお知らせしましたが(参考・横浜でボランティア情報入力の説明会を行いました)、5日より神奈川県内の情報ボランティアによってデータベースへの入力が始まりました。プレスリリースには経緯も含めて書かれていますのでご覧下さい。

【2011年4月5日 KSVNのプレスリリース
神奈川災害ボランティアネットワーク(以下KSVN)は、内閣官房震災ボランティア連携室(湯浅誠室長)と連携する「助けあい ジャパン」が運営する「助けあいジャパン ボランティア情報ステーション」と連携し、4月5日から神奈川県の情報ボランティアによる復興支援ボランティア活動の情報提供を開始します。

2011年3月30日・31日、かながわ県民活動サポートセンター(横浜市神奈川区鶴屋町)で、KSVNと共催で「助けあいジャパン ボランティア情報ステーション」が、データベース情報入力説明会を開催しました。
説明会には、3月25日〜27日に神奈川県が募集した「県内一時避難所ボランティアに登録した約700人の中から、「情報ボランティア」希望者を対象にウェブサイトなどで告知したところ、2日間で約60人が参加しました。
説明会では、復興支援ボランティアに関する情報を集め、定まった仕様に編集し、共有していくためのデータ入力の具体的な方法について、ボランティア情報ステーションの担当者から説明を受けました。実際にノートパソコンを使い、デモデータの入力を行いました。編集の過程ではfacebookなどのソーシャルメディアを活用。本日よりデータベースへの情報入力を開始しました。

この「ボランティア情報ステーション」のデータベースは、被災地をはじめ、点在する各地のボランティアニーズを収集し、的確にボランティア登録者に伝え、サービスとして実現していくための大切な情報源です。このデータベースを充実させることによって、刻々と変わる被災者のニーズをネットで発信し、タイムリーな支援につなげることができます。この情報収集活動に KSVNの「情報ボランティア」が協力することで、情報収集の幅をより広げることが可能となり、神奈川県内の被災地支援活動の情報も、より広く発信することもできるようになります。

今後KSVNでは「助けあいジャパンボランティア情報ステーション」と連携し、県内の情報ボランティアの協力により、復興支援ボランティア情報の収集・編集・配信作業を行うとともに、この仕組みを積極的に利用しつつ、できる限り被災者のニーズと支援者をマッチングできる体制作りを進めたいと考えています。

現在VISでは神奈川に次いで、データベースへの入力に協力してくれる地域、団体を求めています。
ボランティアを希望する人は多くいますが(神奈川でも700人というたくさんの方が希望している)、専門的なスキルを持たない一般ボランティアの情報は非常に少ないのが現状です。これは、被害が大きく情報ルートがあちこちで切れていること、NPONGO、さらにボランティアセンターも人数が少なくて一杯で情報発信どころではないことが理由です。情報やインターネットを扱っている方の力が必要です。他の地域でも希望する団体があれば説明会を行います。
【VISを紹介する記事】