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「モジュールライティング」の開発と文章教育における実践事例、科学技術コミュニケーションに掲載されました

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(CoSTEP)で昨年度から取り組んできたライティング教育の成果をまとめた、「モジュールライティング」の開発と文章教育における実践事例(リンク先からPDFでダウンロードできます)が、CoSTEPのジャーナル「科学技術コミュニケーション第6号」に掲載されました。
モジュールライティングの定義は以下のようなものです。

文章を必要なモジュール(要素)に分けて組み立てていく手法で,「どこに,何を書き込むか」をあらかじめ示すことで,基礎的なライティングが可能になるフレームワークである.一つのモジュールには一つの内容が書き込まれ,モジュールの種類には「リード」「概要」「コメント」などがある.最大の特徴は,原稿の内容や媒体の種類に合わせ,あらかじめ書き込むべき内容が決められたモジュールの組み合わせであるモジュールセットが用意されているという点にある.モジュールライティングにおいてはモジュールセットが用意されることにより,初心者でも文章の構成・ストーリーが組み立てられるようになっている.

論文では、モジュールライティングとモジュールセットの開発過程、実際に講義で行った文章教育における実践と効果検証を紹介しています。初めての査読付きということで、非常に緊張しましたし、苦労もありましたが、CoSTEPの教員や受講生、関係者の皆さんのおかげで出来上がりました。よろしければご覧になってください。
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