ガ島通信

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「突き抜けろ!限界論 OBIIミーティング」を終えて

年末の何かと慌しいところ、大手町ビジネスイノベーションインスティテュート(OBII)のイベント「突き抜けろ!限界論 OBIIミーティング」に多くの方ご参加いただき、本当にありがとうございました。快くスピーカーを引き受けていただいたゲストの皆さんにも改めてお礼申し上げます。
会場の選定、第二部にキャンセル待ちが出てしまったこと、当日の受付遅延と事務局側の準備不足が重なり大変申し訳ありませんでした。楽しいイベントでしたが、反省点も多くありました。気付いたことや改善ポイントについてブログやメール=info(あっとまーく)obii.jp=で事務局にメッセージを届けていただければと思います。

もう一つ残念だったことはグループワークが出来なかったことです。いつものOBIIミーティングであれば、ゲストスピーカーに話していただいた後、3人1組のグループワークを行います。どちらかと言うとOBIIミーティングはこのワークショップがメインで、ゲストの方にも「新しいアイデアや気付きを持って帰っていただく」ことができように努力しているのですが、今回は「忘年会的なイベントを」ということでテーマが発散する一方になってしまいました。もし参加者の方で、年末休みで時間があればイベントの感想ついでにブログに「限界を超えるためのアクション」を書いていただけると嬉しいです。

冒頭の挨拶でもお話しし、事務局のノザキもブログに書いていますが、OBIIはちょうどイベント一年前の12月28日に仕事納めが終わったメンバーが集まり「居酒屋で会社や組織の文句ばかり言うぐらいなら自分たちで」「とりあえず1年やってみよう」ということでスタートしました。
この1年でウェブサービスの開発合宿を2回、ミーティングを計8回、夏休みには新潟で地域活性化合宿と奈良先端大でのワークショップ実施、また日経BPさんの「Net Marketing Forum 2007 Spring」をお手伝いしたりと、振り返ってみれば結構色々なことにチャレンジしたように思います。イベント・カンファレンス運営の難しさや楽しさも分かったり、テレビで取り上げていただいたり。実際に「いいめも」などサービスが世に出るといった成果が1年目から生まれたのは、OBIIを支えてくれた仲間のおかげです。
イベントで徳力さんが「5年後に社会や自分をどうしたいかを考え、実際に行動すれば、相当いろんなことができる」と自身の体験も交えて話されていましたが、OBIIの活動もまさにそう。サラリーマン6人でも、仕事の合間に協力しながら行動していけば結構できる、1年前には影も形もなかった団体が多彩なゲストを迎えて100人のイベントが出来てしまうのです。これは明らかに、インターネットやブログのおかげだし、少しずつだけれど世の中が変化していることを実感しました。

どうやらOBIIは来年も活動継続となりそうで(第二部では小飼さんの発声でお祝い&激励をしていただきましたし)、事務局では年明けに打ち上げ合宿を行って2008年の活動方針を決める予定ですので、引き続きよろしくお願いいたします。

○以下、お知らせなどいろいろ○

  • イベントのゲストスピーカーでもあった東京大学産学連携本部の田畑友啓准教授が立ち上げた「同時多発へんか連絡会議」の第1回「見えてきた未来」が2008年3月15日に東大で開かれ、そこにゲストスピーカーとして参加します。この会議のタイトルはブログによるとブレストでの「何か同じようなことが、同時並行で起こっている感じがしています」という私のコメントがきっかけとなったとのこと。会議ではワクワクするような社会の変化を他のゲストの皆さんと読み解いていければいいと思います。既に申し込みも始まっていますので関心のある方はこちらからお申し込みください。
  • いいめもプロジェクトから年末企画(12月31日23時59分まで)煩悩イレイザーがリリースされています。使い方はb@ememo.jpに煩悩を送るだけ。2007年の締めくくりに、ぜひどうぞ。

恋する天才科学者

*1:「イケメン科学者の本なんて不謹慎です」と批判した人もいたそうですが、不謹慎だから面白いのであって、そういう意味でも内田さんには[http://d.hatena.ne.jp/kasoken/20071229#p1:title=メイド服を着て]頑張っていただきたいと思います。あと、科学技術コミュニケーター「界隈」とかやめません?ネット界隈、ブログ界隈で有名とか、誰ばかり取り上げられるとかも私は好きではありません。足を引っ張り合っても科学(ブログもそう)を面白く、ワクワク伝えることは出来ません。この「枠」を取り払いたいと思ってOBIIもやっています。協力し合いながらやりましょう!