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ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

【目次公開】『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』が1月17日に発売されます

2017年1月17日に『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』が光文社から発売されます。パソコンからスマホへとニュースの主戦場が移り変わる中で、ヤフー、スマートニュース、LINE、日本経済新聞、ニューズピックスの5つを取り上げ、攻防を描いたものです。

ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか (光文社新書)

ネットニュース版「メディアの興亡」(新聞社が活字と印刷にコンピューターを導入していく様子を日経新聞を軸に描いたドキュメント)のような本を書いてみたいと構想し、取材をスタートさせ、夏頃にはおおまかな原稿は出来ていましたが、アメリカ大統領選挙DeNAまとめサイト問題、が相次いで起きたことで、偽ニュースをもうひとつの軸に再整理して、発売となりました。

日本ではメディア企業の内部がまとまって書籍になることが少ないのですが、多くの方の協力を得て実現することができました。以下に目次を紹介します。

<<目  次>>

はじめに――「偽(フェイク)ニュース」が世界を動かす

フェイスブックがトランプ大統領を生んだ?/日本でも広がる偽ニュース/虚構に気づかぬアルゴリズムの心地よさ――フィルターバブル/アルゴリズム時代を生き抜くリテラシー

第一章 戦争前夜 偽ニュースはなぜ生まれたか

新聞社がニュースをタダにした/崩れたマスメディアのニュース独占/流通経路を握ったプラットフォーム/ヤフーという毒まんじゅう/新聞が支えたネットニュースの質/ライブドアのニュースメーカー戦略/個人の意見がニュースになる/新聞少年の裏切り/ソーシャルメディアの登場とゲリラ戦/スマニューの登場と王者ヤフーの焦り

第二章 王者ヤフーの反撃

ネット王者のジレンマ/人間にしかできない編集/ソーシャルメディア対策の失敗/消えたトピックス/ニュースの流れを変えたヤフー個人/「ピューリッツァー賞を目指す」/権力と戦い、書き手を守れるか/毒まんじゅうが招いたステマ/覚悟なきメディア宣言/「ヤフーは嘘つき」の意味/利益誘導のステルスニュース/ニセモノは本物になれるか

第三章 負け組LINEの再挑戦

一般ユーザーはニュースを読まない/ニュースは連続ドラマ/やわらかい編集部/地方紙を取り込み、ヤフーを切り崩す/「断片化した世界をつなぎたい」/ネット論壇の理想と炎上/猫とジャーナリズムという二面性/国家とニュースメディア

第四章 戦いのルールを変えたスマートニュース

脱オタクのためのニュース/ネット界の実践思想家/フィルターバブルを乗り越える/幻のサービス名「ニュースどうぞ」/記事のタダ乗り炎上をヤフーが拡大/ベテラン編集者による火消し/20世紀メディアからの決別/記者ゼロの21世紀メディア/アルゴリズムの限界/ねこチャンネルに勝てるのか/大本営発表の危険性/ビッグ・ブラザーか、民主主義の基盤か

第五章 課金の攻防・日本経済新聞

イノベーションのジレンマ逆張りの男、逆出向する/4000円という値付けに失敗を予想/頭取をブロガーに起用/社内を巻き込む方程式/勝負の分かれ目だった2010年/iPhone は新たなプラットフォームだ/スマホ時代は開発力が競争力/紙のカルチャーを変える/東日本大震災が変えたソーシャル対応/消えた旧サイト、日経ネット/パッケージは死なない/日経電子版の死角

第六章 素人のメディア・ニューズピックス

投資銀行出身者の素人メディア/記事を選ぶのはユーザー/意識高い系ニュース/NOピック運動の勃発/永続的なコミュニティという挑戦/引きずっていた成功体験/プラティッシャーの特ダネ/巻き起こったコンテンツ泥棒批判/メディアとプラットフォームの分離/有料モデルは成立するか/ライバルは日経……ではない/大手町、丸の内を取り込めるか

第七章 猫とジャーナリズムと偽ニュース

猫画像で人にニュースを感染させる/キメラという怪物の出現/暴かれた偽ニュース製造工場/ステマに見る自浄作用の乏しさ/ミドルメディアが「世論」をつくり出す/騙される人、逮捕される人/汚染に立ち上がる広告主/ジャーナリズムの新たな役割/人材育成の必要性

インタビュー

無料ニュースは微生物メディアになる(山本一郎

思考を続ける強い記事を出し続ける(石戸諭)

大前提はコンテンツの適正価格での提供(新谷学)

おわりに

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ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか (光文社新書)

ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか (光文社新書)