ＮＥＣがパソコンにスカイプを標準搭載

ＮＥＣ、パソコンに無料ＩＰ電話標準搭載・来夏から個人用に（日経ＩＴ−ＰＬＵＳより）

ＮＥＣは2006年夏から、無料インターネット電話ソフト「スカイプ」を個人向けパソコン全機種に搭載する。内蔵マイクなどを使ってスカイプ同士なら無料通話が可能になる。スカイプを利用した顧客向けパソコンのサポートサービスも始める予定。国内パソコン最大手のＮＥＣが無料通話ソフトを搭載することで、ＮＴＴなどが提供する固定電話通信離れに拍車が掛かる可能性もありそうだ。

ＩＰ電話＝固定電話離れというのは確かにそうで、ＮＴＴの固定電話系３社は減収傾向が続いています（例えばＮＥＣであれば、「カスタマーサービスへの問い合わせはＩＰ電話で受付」ということになるでしょうから、減収要因は増す）。
さらに最近思うのは、携帯電話への影響もかなりあるのではないかということです。個人的にGoogle Talkを使っていることもあり、夜に友人や家族と電話で話すのは、ほとんどGTを使っています。これによって、携帯の料金が半額近くになりました。最近は固定電話を使わず、ネットだけの回線と携帯を組み合わせている人も多いようですので、影響はじわじわと出ているのかもしれません。

携帯電話市場新規参入に、番号ポータビリティがあり、スカイプの携帯版も開発中（開発しようとした？）と聞いていますし…　状況の変化に対応できない企業は「市場から消える」。そんな当たり前のことが通信の世界にも訪れようとしています。ともあれ、ユーザーにとっては、競争で通話料金が安くなるのは歓迎です。