昨年の6月ごろから仕事の合間にコツコツと書いていたソーシャルメディアの本がようやくゲラまでたどり着きました。発売は9月の予定です。
ソーシャルメディアを使って人とつながり、良い経験をもたらしてもらいたいという願いを込めて、書き進めています。これまでの情報発信や文章の書き方の本に比べて、情報収集に関するページを多く割き、マナーやトラブルについてもカバーし、ソーシャルメディアの教科書的な内容になっていると思います。悩ましいのはタイトルで、編集部の方とのやり取りが続いています。内容は以下の予定。
第一章 なぜソーシャルメディアに取り組むのか
- 「伝えて」終わりですか
- 脱「カイシャ」入「シャカイ」
第二章 発信力は自分力
- 求められる情報発信
- 決め手は良い「ネタ」
第三章 はじめてみよう発信の第一歩
- 情報の料理人になる
- 自分を差別化する戦略
第四章 差がつく情報活用術
- 「伝える」から「伝わる」へ
- つながる三元素
- 情報を読み解く
- マスコミより早く
第五章 「伝わる」技術
- タイトルが9割
- 文章を構造化する
- 表現力を磨く
第六章 トラブルに対処する
- 炎上で人生が台無しに
- ネット上の情報が評価材料
- トラブルを未然に防ぐ
- 人の権利を侵害しないために
終章 人とつながる
- リアルでつながる理由
- つながるために必要なこと
- つながるためのステップ
タイトルが9割という項目があるのに…自分の書いた文章を客観的に見るのは難しくアドバイスを頂いています。
ちなみに、最初に提案したタイトルは「つながる力」でしたが、同名書があるため却下。編集部から来たのは「出来る人はこう使う ソーシャルメディア活用術」。さすがにありがち過ぎでは、というのともう少し息が長く売れる本ではないかという周囲の意見があり、「未来を創る(拓く)ソーシャルメディア」を再提案。さらに編集部から「ソーシャルメディア伝達力の鍛え方」でどうか、とあり悩んでいるところです。
編集部の方と話すと、新書は帯も重要だが、背表紙で取ってもらわなければ厳しいとのこと。背表紙には字数制限があり、ソーシャルメディア、が長いので前後につける言葉が限られるのです。タイトルは著者だけで決められるものでもありませんが、なるべく後悔ないように考えてみたいと思います。
追記 タイトルが「発信力の鍛え方 -ソーシャルメディア活用術-」と決まりました。アドバイス頂いた皆さん、本当にありがとうございました。