ガ島通信

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「Web2.0時代のウェブビジネス勝利術」セミナーに参加してきました

セプテーニ×ドリコムの「Web2.0時代のウェブビジネス勝利術」に参加してきました。スピーカーは、セプテーニ専務取締役兼COO佐藤光紀さんとドリコム代表取締役内藤裕紀さん。会場は25−35ぐらいの若手ビジネスマン350人がギッシリで、熱気むんむんでした(スーツ姿が多かった)。「勝利術」という言葉がビジネスマンに響いたのでしょうか。

お二人のプレゼン、上原仁さん@近江商人をファシリテーター(「ファシリテーターってなんや?」と席の後ろでヒソヒソ声が聞こえたので、ちょっと補足。参加者の心の動きや状況を見ながら実際にプログラムを進行していく人で促進者・触媒タイプで、参加者自身の気づきを促すことをめざす、だそうです)に迎えた対談から、気になった一言やキーワードをメモ。

  • ネットは変化している。その変化は3つ。「ソフトウェアにおけるデスクトップからネットへの移行」「ソーシャルデータベース」「ロングテール
  • パソコンからサーバーへ。サーバースペックが可能にする
  • 仕組みのサービスが大手ポータルを凌駕する。アレもこれものトラフィックではなく、仕組みを勝ち取る
  • ネットの登場は歴史的なパラダイムシフト、パレートの法則が壊れロングテールが登場
  • バナーなど広告のワク売りは従来型ビジネス
  • ネット広告は人通りが多い銀座に出すという話が合ったが、道路の無人販売のようなところでも売れるようになってきた(これはコーラやコーヒーの自動販売機みたいなものでしょうか。量販店=バナー=でも売っているけれど、自販機=アドセンス=でも売ってます。みたいな…。売り場が増えたので、どうやってその売り場を活用していくかが重要になりますね。どっちもアリで、どちらかということにはならない気がします)
  • 五年前は検索エンジンはコスト、いまはメディアになった

会場へのアンケート(来場者に挙手してもらう)もあって、面白かったのは「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)読んだ人?」と聞いたときに、手が2〜3割しか上がらなかったこと。この手のセミナーにしては、少ないと思いました。やはりウエブ進化論はオジサンに売れているのでしょうか?