ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

「ブログ」の終焉

まずお礼から。カンの良い読者の方ならお分かりだと思いますが、某ベンチャー社長某人気ブロガー団塊の世代)、そして、あの人グルメなあの人とオフ会を楽しみました。社長、お酒ありがとうございます。卓上に飾ってあります。次は全国的にはあまり有名ではないけれども、おいしいお酒を皆さんのために持っていきます。

私はあまりお酒は強くありませんが、オフ会は大好きです。自分の知らない分野、経験を話すのはとても刺激的です。また、オフ会やりましょう。いろいろなブロガーの方に会ってみたいですね。

昨日から白浜にて開かれている「コンピューター犯罪に関するシンポジウム」に参加しています。お題は、匿名性やネットセキュリティについてです。オープニングは個人情報保護法に詳しい岡村久道弁護士でしたが、皮肉たっぷりな語り口は個人的には非常に好きでしたが、残念ながらややすべり気味でした(私は笑いをこらえてましたが…)。シンポジウムに「犯罪」と名前がついているし、主催に和歌山県警本部とあるように、角刈りやがっしりした体格の男たちがうなずきながら話を聞いているので… うーむ。

哲学者でGLOCOMの東浩紀氏の講演も非常に興味深いものでした。今日は2ちゃんねる西村博之氏も登場だそうです。大変楽しみです。

松岡美樹氏のブログを中心に、多くのブログで実名・匿名問題(リアルとサイバーの議論にも拡大?)が話し合われています。ちょっと触れるなら、システムに依存している以上、本当の匿名などないということです(例えば、匿名コメントがあっても、ある程度のセキュリティシステムを実装しておけばチェックできるし、システムに詳しい人ならある程度突き止めることができる。もちろん、イタチゴッコなのですが…)。ブログでの議論、東氏や西村氏の話、参加者との議論も参考にしながら考えてみたいと思います。

なお、コメント欄は引き続きIDが必要な状態とします(もっときちんと管理できるブログサービスへの引越しを検討中。どこか良いサービスないですかね?)。これがお題にした「ブログの終焉」(ブログ界のことでもあり、第一期ガ島通信の終焉でもある)につながるのですが、ちょっと長くなってきたので簡単に。コメント欄で「言葉遊びを」楽しんでいたのが、ブログの楽しみだったのですが、それは今やありません(端的に言えば、鮫島氏のコメントは突っ込み方がつまらないし「遊び」がない)。実名、匿名問題でリアルとサイバーに触れる人がいますが、「電車男」と言う形で、2ちゃんが「終わった」ように、切込隊長事件が代表するようにブログも「終わった」(いや、今から始まった)。
それは単純にブログがリアルに支えられた、コミュニケーションツールになった。WWWやメールのように、システムインフラとして今からスタートしたということではないでしょうか。まだ、きちんとまとまっていません。ぼんやりとそう思っています。