ガ島通信

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シンポでの鳥越編集長発言にITmedia岡田記者が反論

オーマイニュース準備ブログの「炎上」のきっかけの一つとなったのが、ITmedia岡田記者の鳥越編集長インタビュー記事「ブログでも2chでもない「市民新聞」とは――オーマイニュース鳥越編集長に聞く」での下記のやり取りでした。

Q.岡田 ――2ちゃんねる2ch)やブログなど、発言の場はたくさんあるが。

A.鳥越 2chはどちらかというと、ネガティブ情報の方が多い。人間の負の部分のはけ口だから、ゴミためとしてあっても仕方ない。オーマイニュースはゴミためでは困る。日本の社会を良くしたい。日本を変えるための1つの場にしたいという気持ちがある。

先日のブロガー×オーマイシンポジウムで、この件について鳥越編集長は「ゴミ溜め発言」は、2ちゃんの一部と話したつもりだったと説明していました。これはオーマイニュースがシンポの模様を速報した「鳥越編集長、引退の危機!? ブロガー × オーマイニュース」(OhmyNews)の中でも

「ごみ溜めと言われれば不愉快に思うでしょう。僕は、実はインタビューのとき、たしか『一部の』と言ったつもりなんだけどね、(記事では)2ちゃんねる全体が全部ごみ溜めみたいになって」と経緯を語り、真意を説明した。

と紹介されています。

これに対して、岡田記者が「どの情報を信じますか?」との記事をアップ。鳥越編集長は「一部の」とは言っていないと、テープおこしの発言をそのまま掲載。さらに

「一部の」に該当すると思われる表現は、「『どちらかというと』多い」だと思うが、これは記事にも反映している。「罵詈雑言が多い」という表現はやや極端で、無用な炎上につながりかねないと感じたため、記事では削った。それ以外の発言はそのまま掲載している。

と、やや極端な発言を「炎上」を心配して削ったことも明かしています。

シンポでの鳥越編集長の発言は山口さんが「オーマイニュース:シンポジウム録音ファイル」で録音したファイルを公開してくれているので、確認できます。

私も再度確認しましたが、鳥越編集長は「確か」「つもり」と前置きして、原稿を見ていなかったからチェックできずにそのまま掲載されてしまって真意が伝わらなかったというような説明をしています。しかし、会場で鳥越編集長の説明を聞いていたときは、発言に関する謝罪の言葉もあったので、「鳥越さんは一部と言ったのに、岡田記者が書いたんだな…」と感じてしまっていました。しかし、岡田記者があえて記事をアップしたのであれば、トーンが鳥越編集長が説明しているのとは違うのかもしれません。

以前に、『オーマイニュースジャパンの「炎上」と「現状」』を書いた際に、山口さんに「アドバイスを」と勧められたのがシンポにつながったわけですが、今回も「一部」という言葉があったか、なかったかを突き詰めても不毛な気がしなくもないので、岡田記者が鳥越編集長に2ちゃん活用術を伝授とか、そういう方向になれば良いのにと思ったりしますが… いずれにせよ、鳥越編集長の次のアクションが鍵となるでしょう。