ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

「CNET Japan読者ブログ」メリットがいまいちよくわからないのですが

読者ブロガーの募集(CNET Japan)が行われているようです。「CNET Japanが考える、新しいメディアの形」という説明によると、読者ブログをスタートする理由は

読者ブログを通じて「書き手」になることができます。CNET Japanは記者や編集者が情報を発信するだけではなく、読者の皆様も意見や考えを表明できる、まったく新しいメディアになりたいと考えています。読者ブロガーがブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換する読者たちが集うソサエティを目指しています。

このままではどこが「新しい」メディアなのかがつかみきれないのですが… 要するにライブドアPJのブログ版のようなものでしょうか?(発想が貧弱かな)
簡単には読者ブロガーにはなれないようで、20歳以上、仕事や興味を通じて特定のテーマに詳しい知識があり、週1回以上のエントリーが書け、読者やほかのCNET Japan読者ブロガーとのコミュニケーションが取れるなど、さまざまな条件があります。さらに「読者ブロガー選考試験」に合格しなければなりません。

いろいろな制約がある割りに、ブログを書くのは無料で、アフィリエイトはできない。一定期間更新しないとブログが削除させてしまう。ブログには広告が張られるし、CNETはブロガーにお金を支払わずに引用・配信等を行う権利を持つとのことですから、CNET側のコンテンツを厚くして、広告スペースを増やすと言うメリットはわかりますが、読者というか「書き手」のメリットはどこにあるのでしょうか?

そもそもブログと言うのは誰でもが書き手になれるのが良いところ。わざわざこのような条件の読者ブログを通じなければ「書き手」になれないのでしょうか? これなら、無料のブログサービスを利用してCNETにトラックバックしていればいいと思うのですが…