ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ブログ新聞の意義

このブログでも何度も取り上げた読売新聞の報道姿勢問題にからんで、木村剛氏が「ブロガー新聞の発刊」を提案しています。有力なブログサイトに、いろいろなスタンスをもったブロガーが集まり、議論を深めるというのはメディアリテラシーにとっても非常に重…

ライブドアVS楽天

楽天とライブドアの仙台の陣が熱い。ネット上だけでなく私の周囲の印象もやはり楽天に分が悪いようでした。なんだか「後だしジャンケン」「三木谷社長というのは並んでいる列に横入りする大阪のオバちゃんみたいですね」という感じです。関西はオリックスの…

新聞はハダカの王様

ハダカの王様は、自分がハダカであることを知らない…。読売新聞社説問題だけでなく、既存メディアにブログが与えた影響なども議論され始めています。私のブログにも「あざらしサラダ」さんからブログが既存メディアに影響を与えた可能性についてコメントを頂…

広がる波紋。読売新聞社説問題

産経新聞が22日の社説で読売社説問題を取り上げています。『読売新聞の社説は、「ファン裏切る“億万長者”のスト」との見出しで、選手会を激しく非難した。非難されるべきは、選手会の主張に耳をかさず、当初は話し合いのテーブルにも着かなかった経営者側…

野球のない週末

既存マスコミは「選手や経営者は夢を壊すな」などと批判しながら「損害●億円」などとお金のことばかりクローズアップ。「夢」ではなく「金」でしか物事が判断できないことを露呈してしまいました。 さて、週末の各紙です。読売新聞の社説や署名記事への感想…

プロ野球スト突入

ついにプロ野球がストに突入しました。前回に続いて既存メディアの対応と問題点を書いてみたいと思います。 やはり、まずチェックすべきは読売新聞でしょう。1面に運動部長(今の球団代表の後任者)の「夢を売るはずが…」との見出しがついた何がいいたいの…

「クライマーズ・ハイ」横山秀夫

今マスコミに席を置く人、それからこれからマスコミを目指す人、特に地方紙を目指す人は必読と言えるのが、地方紙記者出身の作家・横山秀夫氏の「クライマーズ・ハイ」です。これぞ「日本初の地方紙小説」です。クライマーズ・ハイ (文春文庫)作者: 横山秀夫…

華氏911

マイケルムーア監督の「華氏911」をようやく見ました。月曜日の昼間だったのですが、その週末に911の特集番組などが報道されたためか、劇場は6割ほどの入り。中高年の方が多かったように思いました。 公開前から賛否両論あった内容ですが、個人的には…

報道機関ライブドア

「ライブドアは新規参入を認めない業界を次々にぶち壊す」つもりなのでしょうか? オーナー会議が参入の許可を持ち「ワシが知らんやつ」は入れないプロ野球の閉鎖性を批判する既存マスコミこそが日本で最も参入が難しい守られた業界だからです。 「ライブド…

ブログは「2ちゃんねる」化しないのか?

先日職場の同僚と話していてブログと2ちゃんねるの関係に話が及びました。「2ちゃんは、少しでも話題が真剣・建設的になると、必ず話の腰を折る人がでてくる。ブログではそれは回避できるのか?」ということでした。日本中のほとんどの新聞社がホームペー…

共同ブログ騒動2

ブログを始める際、所属社を明らかにして実名も公表するのか、匿名にするのかずいぶん悩みました。社に許しを得てやっているわけではないし、個人的なものなので、ここでの意見が社での仕事と結び付けられると誤解を生む可能性もあったし、ブログという未知…

プロ野球選手会ストライキについて

今回は、プロ野球選手会のストライキについてです。 個人的には、きゆら工房なにげコラムではっちゃんさんが書いていらっしゃるのと同じような気持ちです。付け加えるとすれば、経営者側は「近鉄球団は赤字で大変」とか「赤字の原因は高給取りの選手だ」など…

共同ブログ問題

共同通信編集員のブログ 署名で書く記者の「ニュース日記」問題は、記者が知らず知らずのうちに陥ってる立場が問題になったと考えています。簡単に言えば、記者は常に、誰かにものを申す立場であって、申される立場ではないと考えている(知らない間にそう思…

ブログ始めました!

1996年から地方紙で記者をやってます。2年前から文化部で中高生向けの紙面(ヤング欄と呼ばれる)を担当し始めて「新聞は読まれているのだろうか?」という根本的な疑問にぶち当たりました。ブログをやっているネチズンの皆さんには「そんなことに気づかな…