読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

「やりたいことやっちゃえよ、新世界人!」神事真規子さんインタビューvol.3

Jschool

この記事は藤代が担当する早稲田大学大学院政治学研究科ジャーナリズムコース「ニューズルームJ」の学生が執筆しています。神事真規子さん(@makikojinji)の協力を得てインタビューを行い(参考:ソーシャルメディアを活用して取材相手の情報を集める)、筆者の伝えたいことと神事さんのエピソード、インターネットで探したデータを組み合わせて6段落で仕上げたものです。タイトルや文章は学生が提出したままの状態です。

  • 記事で伝えたいこと:やりたいことがあったら、躊躇せずにやればいい。それが人生を充実させる一歩となる
  • ターゲット:これから何か新しいことに挑戦しようとしている人。10代後半から20代後半
  • やりたいことやっちゃえよ、新世界人!

神事真規子。元WJBLバスケットボール選手・現某病院勤務栄養士。女子プロバスケ選手として夢をかなえ、7年間にわたりコートの上を走りまわった。そこには輝かしいとはいえないまでも、やりたいことができているという充足感があった。そしてプロ生活に終止符を打ち、栄養士としての道を歩み始めた。

長年の夢をかなえた神事さんだが、彼女のバスケット生活は小学生からはじまった。高校に入学してバスケ部に入部、体育館横にある寮で生活しどっぷりとバスケット生活に身を投じていった。年間360日の厳しい練習だったが、当時1番やりたいことがバスケットであった彼女に不満の気持ちはなく、わき目も振らずにバスケットをしていった。高校卒業後、大和証券女子バスケットボール部に在籍、その後メンバーの中で唯一声をかけられ名門・三菱電機コアラーズで第二のプロ生活を歩むこととなった。

第二の生活は甘いものではなかった。5年間在籍したが目立った成績といえば引退を決めた後の最後の1年間のみ。しかもその1年は「楽しむため」にバスケをした1年だった。これまでの人生をバスケに捧げ、夢をつかんだ彼女は今までの人生に対し「後悔はないし、本当に満足している」と朗らかに語った。神事さんは、次なる彼女の「やりたいこと」を実現すべく、引退後31歳で栄養士になるべく大学に進学した。

誰しも「やりたい」と思ってもなかなか行動できないということは多々あるだろう。神事さんの、この「やりたい」と思ったことへのフットワークの軽さは学ぶべきものがある。就職氷河期といわれ、誰もが自分のやりたいことができる職につけるわけではない現在においては特に。独立行政法人・労働政策研究所が2006年9月に全国の労働者13320人を対象に2カ月にわたり実施した調査では、実に42.3%に転職経験があり、さらに労働者全体の32.2%に2回以上の転職経験があるという。

かつて終身雇用が一般的だった労働環境が、今では2人に1人が転職する「転職が普通」時代に突入していることがわかる。そもそも「自分が入りたい会社だったか」という質問に対して17.6%しかYESと答えていない。転職理由については給与・会社の将来性・ストレスの3項目で70.9%を占めている。つまり、自分がそこまで入社したいわけでもない会社では、生涯続けられるほどのモチベーションを保てないのだろう。

神事さんのこれまでの軌跡を振り返ってみると、長年の夢を叶えることはできたが、その後は全く別の道を選んでいる。彼女の生きザマはまさに「やりたいことをやるべし」。やりたいことをやるには確かにそれなりの努力が必要だ。しかし重要なのはその努力というより次なる挑戦への一歩を踏み出す「軽さ」ではないだろうか。就職難ではあるけれど、そんなの気にするな。「やりたいことがあったらやっちゃえ」。新世界に踏み出した彼女から、これから踏み出す人へのメッセージだ。

【関連エントリー】