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ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

小沢幹事長「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について、毎日新聞のメディア時評に寄稿しました

毎月一度担当している毎日新聞の「メディア時評」。3月1日付けでは、小沢一郎民主党幹事長の「疑惑」と東京地検特捜部に関する報道について書いています。見出しは「報道も可視化の時代」「説明と改善が不可欠」です。

不起訴までの報道を振り返ってみると、書くべき内容だったのか疑問がある記事や見出しがあったのではないかと、具体的な記事例を挙げて指摘しました。
また、鈴木宗男議員が民主党大会で話した「ムネオハウスODAで捕まると言われたが、裁判はやっていない。検察のリークで、世論誘導されていた」との発言も紹介して、繰り返される印象報道があること(ムネオハウスについては、メディアリテラシーの講義などでも紹介することがあります)、このような発言をどのマスメディアが書いているのか、書いていないのかもネットメディアの登場で比較されるようになっており、検察とマスメディアの距離感や透明性が問われるようになっている状況を説明しました。
毎日が政治部長、社会部長、副部長の署名記事を掲載したことは、読者と向き合う一歩と位置付けました。その姿勢をさらに進め、報道を振り返って、改善点を現場にフィードバックするシステムを作ることも提案しています。
読んだ方の中には、生ぬるいと感じた方もいたかもしれませんが、批判や極論はガス抜きになるだけです。元々社会部出身でもあり、特捜報道の大変さや理不尽さも分かっているつもりです。「どこかおかしい」「違うんじゃないかな」と思いながら、朝駆けや夜回りに明け暮れている記者に届いて、半歩でも変わるきっかけになってくれると嬉しいです。
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