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ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

オープンプレスクラブ(OPC)構想についての第1回勉強会を行いました

ツイッター上でのやり取りが発端となり、オープンプレスクラブ(OPC)構想について話し合う会を5日夜、早稲田大学で行いました。大学生・大学院生、フリージャーナリスト、ブロガー、新聞社の社員、研究者、PR会社やネット企業の方など、10数人が集まりました。勉強会で話し合った内容などは、共同呼びかけ人の「ガジェット通信」の深水英一郎(@getnewsjp)さんとニコ生の中継を見たFumiYamazaki(@Fumi)さんがメモをアップしてくれていますので、ご覧ください。

会合の問題意識は、ネットの登場でメディア環境が変化し、以前は新聞やテレビといった既存のマスメディアだけしかできなかった情報発信が、誰もが担えるようになったときに官公庁の取材や会見、情報開示はこれまで通りでいいのか、マスメディアは国民の知る権利を代行していると言っているが、本当にそうなのか、といったものです。
と書くと単にマスメディア批判だけをしたり、フリージャーナリストやブロガーの新しい団体を作ったりするのか、と思われるかもしれませんが、誰もが聞きたいことがあればいつでも取材できる環境をどうすれば実現できるかを考えるのが目的です。そのためには、官公庁の記者会見、記者クラブ、記者室、取材や情報公開の現状や既存のマスメディアが果たしている役割(プラスもマイナスも)を知る必要があります。
資料を読んだり、実際に会見に参加したことがあるフリージャーナリストの渋井哲也(@shibutetu)さんや新聞記者の方から話を聞いたり、して意見を出し合いました。クラブは独立で運営されており、省庁や地域によって運用にかなりの差があることが分かり、私自身も勉強になりました。
誰でもが情報にアクセスできるようになったときに会見に押し寄せて混乱しないか、宗教や似非科学の信奉者が団体で押し寄せたらどうなる、次々と知りたい人が来て質問をすると官公庁の業務効率が低下しないかなどの疑問が出されました。
それに対して、人が多ければ生中継も出来るし、一時的に記者会見は盛り上がるかもしれないが落ち着くのでは、質問も可視化してネットで「みんなが興味がある質問」が拾えるようなシステムが作れるのでは、会見で話される内容は1日程度で消費されることがありフリーには魅力が無く、最近では大臣と記者とのやりとりが後日省庁のウェブページに公開されており、興味があればそれをチェック、フリーやブロガーがあまり記者クラブ問題にこだわる意味もないのでは、悪質な場合は業務妨害になるのでは、といった議論も交わされました。。
短い時間でしたが、批判するだけではなく、自分たちも出来ることを何かやろうということで、アクションプランを考えてみました。いくつか出たのですが

  • 年度内におこなわれる予定の事業仕分けや夏の参院選候補者討論会にOPCで参加してみる(個人メディアが共同でできる新しい取材方法のショーケースづくり)

というのが盛り上がりました。
会場からの生中継は、気軽に利用できるニコニコ動画やUstTVなどもあり、勉強会をニコ生中継してくれた駒澤大学の山口さんや会場を手配して頂いた早稲田大学の田中さんも、学生が参加できるインセンティブがあれば協力出来るとのこと。フリーランスのジャーナリストや研究者には仕分けに対象分野に詳しいところを解説してもらう、など色々なアイデアが出ました。
理想は高く持ちながら、参加者のリソースを少しずつ出し合って取り組む予定です。引き続きツイッターなどで意見交換を行きますので、関心のある方はご参加ください。

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