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ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

東京→広島→札幌、ライティングの旅

「ライティングの旅」といっても取材旅行ではなく、二日連続でライティング教育に関して大学で話してきました。
まず、羽田から広島空港に。広島大学大学院生物圏科学研究科の院生会主催セミナ(生物圏共同セミナー)で「理系学生のための文章力講座−分かりやすい自己PRを書く」と題した講演とワークショップを行いました。十数年ぶりの東広島キャンパスなので、お昼は学食(生協食堂)で食べました。安い&懐かしい味。
院生会のお世話をしている古澤修一教授から研究の話を伺い、おススメの書籍を紹介してもらいました。好奇心の塊といった印象。研究を楽しそうに語る様子を見ていると、こちらも楽しくなってきます。

講演とワークショップの二コマ(各90分)。夏休み中とのことでしたが、講演には院生30人が参加してくれました。一方的に話すだけでは面白くないので、軽い体験セッションも盛り込みインタラクティブに。「文章を書くプロセスを分解した解説が斬新で興味深かった」「もっと早く講義を受けたかった」などの感想があったとのこと。

ワークショップは、実際に自己紹介を書いてもらう実践的なもの。参加は15人で、熱心に取り組んでくれました。自分が大学生だったら、ワークショップは面倒そうなので参加しないかもと、一ケタ後半ぐらいの参加者かなと思っていましたが、就職活動前にしたタイミングでもあり、関心が高かったようです。添削希望者もあり。
外に出ると日が沈みそうになっていました。院生会の皆さん&古澤先生と懇親会に。
ポスドク問題、研究費の配分方法、研究の評価(短期的なもの、役に立つものが重視される)など、理系研究者を取り巻く環境は厳しいですが、「実験が楽しい」と話す母校の院生を見ていると、頑張って欲しいと心から思います。

翌朝、広島空港から羽田経由で千歳空港に。北大CoSTEPの選科Bサイエンス・ライティングの講義。前期の最後なので、受講生の作品をレビューしました。合宿で苦しんでいた受講生の記事も形になって提出されていました。こちらも担当する教員と受講生と懇親会。
優秀な数作品は、さらに加筆・修正をして北大の広報誌に掲載される予定です。これで、昨年度から関わってきたCoSTEPはひと段落です。改めて、貴重な場を与えて頂いた関係者の皆様に感謝します。

広島大での講演とワークショップが実現したのは、院生会の方がブログの記事文章構成のためのフレーム「モジュールライティング」を読んでメールを送ってくれたのがきっかけですが、モジュールライティングはCoSTEPの講義で開発されたもので、世の中というのは不思議な形でつながっていくものだなと思います。