ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

内閣支持率の嘘と本当。

先日、このブログで麻生内閣発足後の支持率に関するエントリー(自民党のメディア戦略と総裁選後の支持率)を書きました。調査した各メディアによって45%から53%と幅が出ていますが、OBIIのゲストで来て頂いた山本直人さんが「内閣支持率の嘘と本当。」というエントリーを書かれています。
支持率が低く出ている(45%)毎日新聞の調査について

無回答が3%で、「関心がない」が27%。したがって、見た目の支持率は確実に下がる。問題は、他社に比して無回答・無関心の率が明らかに高すぎることだ。一般的に考えると、サンプリングや調査員の質、最初の質問の投げ方、などテクニカルな面に問題があるのでは?という考えるのである。

と疑問を投げかけています。

今回の調査は、内閣が発足した24日の夜と25日に電話で調査したもの(朝日、毎日、読売は記事に書いてある)です。
インターネット調査については「ユーザーに偏りがある」などと信頼性に疑問が投げかけられることが多いわけですが、固定電話を持たない人が多くなり、ライフスタイルが多様化している中で、平日自宅にいる人が回答した電話調査についても偏りが出るのは避けられないでしょう。

なおインターネット調査については、少し古いですが労働政策研究・研修機構による報告書「インターネット調査は社会調査に利用できるか-実験調査による検証結果-」が参考になります。