ガ島通信

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グルジアがロシアと「戦争状態」に

グルジアから分離独立の動きがあった南オセチア自治州をめぐりグルジア軍とロシア軍が衝突しました。グルジアのサーカシビリ大統領が「戦時状態」を宣言、ロシア軍も首都トビリシの軍事施設などを空爆して、戦闘が拡大しています。日本にとってなじみの少ない地域で起きた出来事ですが、知人のブログ・雑観練習帳の「グルジア・イレデンテ(還らざるグルジア)」に、背景やロシア人にとってのグルジアの意味などが書かれています。
雄大なカフカス山脈に素朴な教会、グルジアは美しい国です。途中で更新が止まってしまったグルジア紀行を見ていただければ、雰囲気は伝わるのではないでしょうか。

戦争は多くの普通の人々にとっていいことはありません。これ以上、戦火が拡大しなければいいのですが、雑観練習帳氏が言うように「面子」の戦いなら、状況は厳しいかもしれません。

テレビではグルジア中部にあるゴリ近郊の戦闘の模様が流れていましたが、私が訪れた時は青い空が印象的な街でした。

ゴリはスターリンの生誕地としても有名です。スターリンの生家と博物館。

ゴリ近郊にある岩をくりぬいて作られた都市遺跡「ウプリスツィヘ」。

ロシアとグルジアを結ぶ「軍用道路」の途中にある両国の友好を記念して建てられた展望台。

一度壊れた平和はなかなか元に戻りません。美しいグルジアに再び訪れることが可能になるよう、祈りたいと思います。

現地の状況などは、ロシアのテレビ局NTVCNNに動画がアップされています。