ガ島通信

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グルジア紀行(2)トビリシ市内

グルジア紀行(1)トビリシへの道からの続き

グルジアの首都トビリシはムトゥクヴァリ川沿いに広がっています。古い町並みが残り、古い教会や博物館などの観光施設がある旧市街(カラ)は徒歩圏内です。

市街を見渡せるナリカラ城塞からの眺望。

川の向こうの右側にあるのがメテヒ(聖母)教会。カラを見下ろす戦略的な要地のため古くから砦があったそう。いまの教会は13世紀後半のもの。

中央の奥に見えるのは新しく建設されたグルジア正教のツミンダ・サメバ大聖堂。「シルクロード 中央ユーラシアの国々」によると、アルメニア人墓地の敷地に建てられて問題になったそう。
市役所が立つ町の中心、タヴィスプレバ(自由)広場。

古い自動車やバス、トラックが現役で走っているせいか(ベンツやBMWも結構走ってます)町全体が排気ガスでホコリっぽくのどが渇きます。
交通マナーはかなり悪く、クラクションが鳴り響くマンガのような渋滞も。道路を横断するときは要注意です。
バスの行く先はグルジア語表記なので良くわかりません。


自由広場に隣接している小さな噴水のある公園。きれいに掃除されていて、トビリシの人たちもベンチに座ってのんびりしています。
公園の地図によると近くに(i)インフォメーションがあるはずですが、見つけられませんでした。ガイドブックには記されているソ連時代に各国に整備された国営デパート・ツムは閉鎖されていました。

トビリシグルジア語で「温かい(トビリ)」に由来するそう。気候が温暖だからでしょうか。

トビリに関係するかどうか良くわかりませんが、公衆浴場があります。
ナリカラ城塞のふもとにいくつかの浴場がありますので、城塞の坂を登ってかいた汗を流すのにもオススメです。モスク風のオルベリアニ浴場は詩人・プーシキンが利用したというモニュメントが掲げられています。ロイヤルバスという浴場を選び、荷物の心配があったので個室を依頼。
料金はガイドブックによると公衆浴場は1ラリ、個室は1時間10ラリ。ロイヤルバスは1時間2人で40ラリでしたが、最初「50ラリ」と言っててすぐに40になったので交渉でもっと安くなりそうです(面倒だから40でOKしてしまいましたが…)。部屋はソファとトイレがある控え室と浴槽と流し場がある浴室。浴槽はかなり深く、お湯からは硫黄の匂いがかすかにしました。

トビリシの宿は「HOTEL TORI(ホームページもあります)」を利用しました。

国会やカシュヴェティ教会に近く観光に便利。清潔でお湯も出て、バスにお湯をためることも可能です。
料金は一泊、2ベッドルーム(ダブルという表記ですが日本で言うツイン)、朝食付きで一部屋100ドルです(日本から手配すると1.5〜2倍になる)。

  • インターネット事情

全体的にネット事情は良くないようです。街にはネットカフェはあるようですが、ロシア語圏のウィンドウズXPには日本語入力できないものもあるそう。実際トビリシ空港のラウンジにあったPCは日本語表示・入力が出来ませんでした。HOTEL TORIのスタッフに聞くと、すぐ近くのマリオットホテル(Tbilisi Marriottのほう)にあるとのこと。二階のビジネスセンターにPC二台あり。宿泊していなくても使えました。値段は確か、30分4ドル、1時間7ドルで、カード支払いも可能です。