ガ島通信

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日本青年会議所「政権公約(マニフェスト)の検証」

JCは20歳から40歳の若者の集まり。全国の声を集約してマニフェストの検証を行った。次代を担う人たちの視点。安部内閣の「美しい国」「戦後レジームの脱却」というテーマは、長らく我々が取り組もうといして具体的なものがでなかったことを行っているが、郵政議員の復党問題、年金問題という美しくない部分に国民の批判が集中した。子供たちが見ても、本当に美しい国なのかと思う。子供たちに夢を与えるような建設的な議論が必要であろう。
公職選挙法が変化して、地方首長がマニュフェスト配布が認められた。JCが行っている公開討論会は、昨年80という実績。今年は、現段階までで225という実績。参院選においても35の計画がある。しかし、残念なことはマニュフェスト型が実際まだ15件。いろいろな制約があり、文書にして配布していくのには時間がかかる。政党の公認を立てる場合は、マニフェストを提示するようにしてもらえれば、マニフェスト型選挙が進む。公開討論会には出席して意見を述べるということにしてほしい。
地域の格差は広がっている。道州制の議論は正しいかもしれないが、明るいものになるかどうかよくわからない。教育改革はJCが取り組んでいる。文化、伝統、歴史、自然を大切にする歴史を作る。日本人である誇りをつくるのに教育基本法が改正されたのは評価。
憲法、公開討論会で投票率をアップさせようという運動を展開しているが、効果を数値としてあらわせない。若い人は4人に1人も行かない。大切な憲法を投票にかける地盤はまだ出来ていない。誰もが当たり前のように投票にいくということになればいい。

自民は、多岐にわたる問題に対して密度の濃い政策を提唱している。65点。
民主党は45点。見やすく理解しやすいが、数値目標の記載が少ない。実現性の裏づけが弱い。マニュフェストは専門家だけに読み込まれるものであってはならない。
公明党は50点。見やすく分かりやすい、具体性や実現性の裏づけに欠ける部分が見受けられる。
地域の力が日本の力に変わるというところを訴えていきたいので、各政党にも忘れてほしくない。検証大会、225の公開討論会は15箇所の中間検証大会も含まれている。マニュフェストは配布しているだけでなく、どう生かされるのかも重要。まだ少ないがJCとしては、マニフェストPDCAの機会を増やして生きたい。