ガ島通信

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ソニーの動画投稿サイト「eyeVio(アイビオ)」にヤラレタ


ソニーが動画投稿サイト「アイビオ」をオープン--iPodや携帯電話にも対応(CNET Japan)

27日10時からサービスが開始されるとのこと(サイトにはPWがかかっているようですが、説明ページは見ることができる)。発表には、ハワード・ストリンガー会長兼CEOも登壇して、ソニーで進むソフトウェア革命の一例として紹介したそうです。
動画系のサイトは、覚えきれないぐらい多いのですが、YouTubeが圧倒的な存在感です。日本のサービスでは、ニコニコ動画、ヤフー動画、Gyaoあたりでしょうか。ソニーの担当者は発表時に、動画サイトを、マスメディア型⇔個人参加型、視聴中心⇔コミュニケーション中心のマトリックスを見せて、コミュニケーション中心にプロットしたようです(インプレスウォッチの画像)。

個人的なことで恐縮なのですが(このブログでは、出来るだけ仕事のことは書かないのですが…)、NTT研究所の皆さんと一緒に25日にgooラボで「携帯動画共有実験」を始めたばかり。

公開先を限定できる「携帯動画共有実験」、gooラボで開始(CNET Japan)

gooラボ公開時のプレスリリースには

気軽に身近な感動体験の映像を携帯で安全に共有できる仕組みを整え、これまでの動画共有サイトとは違った楽しさを提供します

現在、動画共有サービスの利用ニーズが高まっていますが、動画共有サービスにて動画を掲載したことがある利用者は1割に満たないのが現状です

などと視聴ではなく、身近な動画の投稿のサービスであることを打ち出したつもりだったのですが、ソニーのマトリックスを見ると非常に分かりやすい。コンセプトはかぶっている上、デザインも良さそうだし、iPodPSP、携帯電話といま考えられる端末にはほぼ対応しているということで、かなりヤラレタ感イッパイです。

これまで動画サイトは、ウェブサービスの会社によるものが多かったわけですが、ビデオカムも持つソニーがどうサービスを作ってくるのか興味深いところです。ストリンガーCEOが登壇したことで、ソニーがこのサービスにかける本気度も伝わってきます。投入しているリソースは比べ物にならないと思いますが、gooラボの「携帯動画共有実験」もどうぞよろしくお願いします。

それにしても「アイビオ」というネーミング、検索したら化粧品メーカーさんのサイトばかり出ます。事前にサイトを用意しておけばいいのでしょうが、サービスを開発しているのを知られるのはまずいとなると、なかなか難しいところですね。