ガ島通信

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「CEATEC JAPAN 2006」感想

普段はあまり薄型テレビやDVDレコーダーなどには関心がないのですが、せっかくCEATECに来たのだからと、主要メーカーのブースをまわってみました。テレビ関係ではソニーの「見所のなさ」が印象的でした。液晶テレビやブルーレイVAIOなどもあるのですが、どれもインパクトに欠けていた気がします。ブースのデザインとかは格好がいいなと思ったのですが、中身が…という感じでしょうか(まあ、ソニーらしいといえばそうかも)。
SONY BRAVIA 46V型 地上・BS・110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ KDL-46S2000


ちなみに、東芝とキャノンが公開したSEDはデモを見ることが出来ないほどの人気、シャープは65型のメガコントラスト液晶を、ビクターは110型のリアプロ、日立はフルプラズマハイビジョンと、なかなか見ごたえがありました。画面の大きさ競争は頭打ちとのことで、画質競争や付加サービスの競争に移って行きそうですが、素人目にはやはり大きさはインパクトがあります。

携帯キャリアのKDDIとNTTドコモのブースデザインの違いも興味深いものがありました。白を基調にカジュアルな印象のauと黒をベースに重厚で高級感を演出しようとしたドコモ。auはリスモ君があちこちに飾られて、新しい携帯もずらりと並べていましたが、ドコモはサービスコンセプト中心。
ドコモダケのうた ムスメドコモダケの恋

ケイタイ屋さんであることをまっすぐに見せているauのほうが親近感が持てました。ドコモは、携帯を軸にいろいろやりたいのはわかるのですが、どうも携帯に期待しすぎというか、コンセプト倒れというか、ユーザーよりもメーカーの気持ちが強すぎというか…。高機能を追及するばかりでなく、もう少しデザインが良い端末を発売してもらいたいもの。シンプルにケイタイ屋であることを見失ってしまうと、危ない感じがします。