ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

新聞労連も特殊指定見直しに反対

新聞労連が「特殊指定見直し反対」の大政翼賛会に加わったようです=「新聞の特殊指定維持を求め、販売正常化と読者に信頼される 新聞ジャーナリズムの確立に取り組む特別決議」(新聞労連ホームページより)。

新聞特殊指定見直しをめぐっては、戸別配達制度維持の観点から政界からも改廃反対の発言が相次いでいるが、権力をチェックすべき新聞が過剰に政治力を頼るのだとしたら、読者や市民の支持を得られるか疑問であることも指摘しておきたい。

と言い訳めいた一言が白々しい(たとえ、「頑張って」この一文を入れたとしてもだ)。そもそも、このような決議が読者や市民の支持を得られるか疑問であることを指摘しておきたい。
特殊指定見直しについて「賛成も含めて議論している」(決して賛成というわけでなく、まず議論するべきだ)のは、もしかしたらネット、ブログ界ぐらいなのかも知れません。もはや新聞では『多様な言論は守れない』(多様な言論を守るために、意見がひとつになっている矛盾については労連は明確に答えていない)。それが明確になりました。

#参考・これまでの特殊指定関係のエントリー「特殊指定見直し」に見る新聞業界の驕りと甘え「特殊指定見直し」という大政翼賛会

追伸 今だけ委員長さんの新聞業界ってオモシロイ!?
「「押し紙」という文字を消してはならない!」によると原案では入っていた「押し紙」という文字もどこかで削られたようです。