ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

創4月号「新聞社の徹底研究」

相変わらずジャーナリズムと経営をごっちゃにしている。ジャーナリズムの危機と経営の右肩下がりは、相関関係がないわけではないけれど分けて考えたほうが議論しやすいと思うのですが…。けど、無理でしょうね。下記は、週間金曜日北村肇、ノンフィクション作家辰濃哲郎、新聞労連美浦克教三氏の対談での発言なのですが

「完全に民間経営者の発想です」(現場の管理強化が進んでいることを批判して)

え?新聞社って民間経営じゃなかったんだ。なるほど。そうでしたか。
一時話題となった朝日のジャーナリスト宣言については、創の篠田博之編集長が

私の感想はと言えば、比較的好意的である。あんなふうに宣言をする以上、朝日新聞はみっともないことはできにくくなるわけで

と擁護しているのですが、すでにCM自体がみっともないのですが…

先日、友人の記者が「うまい店とCMするレストランってあまりないですよね。やってても信用できないし、たいてい不味い。新聞は記事の質がレストランの味と同じなわけで、大真面目にジャーナリスト宣言てやってる時点で終わってる」と言ってましたが、私もそう思います。