ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

新潟中越地震から1年

新潟中越地震から1年が経過しました。ものすごく昔のような、それでいてつい最近のような気がしますが、私にとって重要な出来事であったことは間違いありません。自宅が台風の被害にあった直後だったこともあり、中越地震は新聞やテレビなどのマスメディアが何を伝えていて、本当は伝えるべきなのか、考えさせられる機会になりました。ブログや掲示板などのインターネットのパワーと問題点を体験し、そしてなによりも多くの貴重な出会いがありました。

知人の記者やカメラマンに現地からのリポートをお願いしたり、偽善的だとは思いましたが募金祭りなどもやりました。「マスゴミ」批判が吹き荒れる中、私のブログにもたくさんの批判的なコメントがありましたが、温かい声や励ましの声、提案もありました。特に募金祭りには、多くの方からの反応があり、現地の方からもメールを頂きました。

・最近の読者の方で、ガ島通信旧館の「災害と報道」カテゴリーをご覧ください。
いま、仕事が忙して、1年という節目に何もできないもどかしい気持ちがありますが、無理をしても長くは続きません。「できる範囲で何かをやっていく」という、当時からの変わらぬ、自分なりのやり方で新潟や台風の教訓を生かして行くつもりです。また、今年も新潟にスキーに行って、おいしいお米を食べよう。

これは、どんなことでも同じですが、文句や批判ではなく、小さなことでもかまわないから行動することこそが大事だと信じています。