ガ島通信

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阪神電鉄株上場問題で、またネット悪玉論

村上氏が、阪神球団株上場について

 「阪神のファンクラブには15万人の会員がいる。ファンが上場を望んでいるのかどうか。それを聞いた上で判断したい。3分の1が反対だったらやめるとか、ファンクラブに拒否権を与えることも考えていい。私は賛同を得られると思う」とインターネットや公式ファンクラブを通す案を示した。

らしいが…

 (西川阪神電鉄社長は)ファンの声を聞け、投票で決めろ…と迫られたが「声は聞くが、どういう形がいいか、これから勉強したい」と回答を保留。

 電鉄上層部では「投票ではかると大混乱になる」「ネットでの匿名では何が起きるか分からない」と懸念する声が高まっている。

(どちらもスポニチ)

またですか。本当に電鉄上層部でそんな声があるの? 総務省の実名問題のときのように、また記者の思い込みを刷り込んでいるのではないかと。。。

5000円(村上私案らしいが)で球団株が売り出されれば、買うファンの人いるのではないでしょうか。

例のごとく、「村上氏は阪神ファンの敵」といった感情論むき出しの報道を繰り広げる新聞各社ですが、ネット上では冷静な分析も行われています。

特に、isologue(磯崎哲也事務所)の「阪神電鉄株における村上ファンドの海面急浮上作戦」(「沈黙の艦隊の海江田艦長もびっくり」な、村上ファンドの班新株取得作戦が図表付きで解説されています)は必読でしょう。
ちょーちょーちょーいい感じの「阪神タイガース:究極の防衛策」(阪神ファンによるファンドを設立して、球団&電鉄持ち株会社になってしまおうという大胆構想)やブログ時評「村上ファンドを研究してみよう」もオススメです。