ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

このタイミングで「安心のクレジット」はないような…

アメリカでのクレジットカードの個人情報流出問題が日本にも波及してきて、心配されている方も多いのではないでしょうか。仕事が終わって、最近唯一見ている日経新聞を開いたのですが、なんと第二部が「大きな安心に守られているクレジット」というクレジット産業の広告特集。さすがに、タイミングが悪いような… 


ちなみに、新聞広告ですが、電通広告年鑑(04−05)などによると、2004年の広告費は10,559億円(90年には13,592億円)で、01年以降3年連続で減少していたのが、なんとか下げ止まっています。しかし、日本の広告費にしめる新聞の割合が、1985年の25.3%から04年は18.0%になっており、媒体価値の低下は確実に進行しています。

これまでなら、日経と朝、毎、読を同時に出稿していたクライアントも日経とどこか全国紙、という選択が多くなっていると聞きます。日経は、イメージ広告も多く「一人勝ち」の模様。本紙に収容できないのか、有名企業が多数参加した第二部も頻繁に出ています(記事内容は、日本海沿岸地域のパートナーシップとか、良くわからないのがあったりして、ある意味面白い。多分、上に記事らしきものがあれば、何でも良いのでしょう)。


それだけに… いや、編集(記事)と広告は別ですし、ダメというのではないのですが、ちょっと違和感があったので思わず書いてしまいました。