ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

ネットとの融合を目指すNHK(ガ島ニュース)

受信料の不払い・支払い保留が70万件を超え、経営が苦しさを増すNHKが、ネット事業への本格的進出を検討していることが1日分かった。4月24日に一部が任期切れとなる理事(定員12人、現在2人欠員)に、ネット企業経験者を招聘、豊富なコンテンツを生かした記事配信、通販などを充実させ、フジテレビより一足早く放送とネットと融合を目指す。NHKのネット進出に以前から危機感を募らせている新聞協会、通信社からは反発が予想される。

総務省とは、水面下ですでに交渉、事務レベルで今回の方針にほぼ合意している。幹部が参院総務委員会後、与党の一部議員に打診を始めている。理事にはフジテレビへの敵対的買収で話題となっているライブドア堀江貴文社長も検討されたが、官庁・与党の猛烈な反発により流れた模様だ。現在、別のネット企業幹部や経験者数人の名前が挙がっている。事業は、NHKのブランドイメージをフル活用。リーチを生かして、NHKが持つ膨大な取材網、ニュース、アーカイブを活用、番組関連グッズの販売だけでなく日本各地のふるさと品も紹介、手数料で収益を上げる。ニュースの地方紙への有料配信も検討している。NHKは、「放送を補完する観点」からインターネットでの放送番組の二次利用や関連情報の提供を充実させる「平成17年度 放送番組補完インターネット利用計画」を発表したばかり。


このニュースを受けた、新聞協会、共同・時事両通信社では困惑が広がっている。「受信料は放送を行うためのもので、それ以外に使われるのはおかしい」「民業圧迫だ」と批判があがる一方、「以前から存在した第三通信社構想がいよいよ実現か」「NHKの取材網を使われてニュースを配信したら、とても太刀打ちできない。資金面、取材レベルが違いすぎる」とあきらめ顔の関係者も見られた。【AB通信=藤代裕之】

すいませんウソです。東京新聞の「エイプリルフール企画」(今年はどんなのを書いているんでしょうか? 東京在住の方、もしよければ教えてください)に触発されて、企画してみました。何人かのブロガーがウソ自慢をしていますので、ぜひTBをご覧ください。AB(アホバカ)通信でした。