ガ島通信

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カナダスキー・3

今回はウイスラービレッジについてです。ホテルやレストラン、スポーツショップなどが立ち並んでおり、アフタースキーも存分に楽しめます。


印象的なのは、人と車がうまく分離されているということです。写真は道路側ですが、多くのホテルやレストランが道路側と歩道側(車がまったく入ってこないゾーン)の両方からアプローチできるようになっています。そのため、スキーやスノーボードを担いでリフト乗り場まで安心して歩けます。小さな子供を乗せたベビーカーなども結構見かけました。

スキー&スノボ関連のショップはたくさんあるので、手ぶらで行くことも可能です。ブランドで言えば、SALOMON、ノースフェイス、ヘリーハンセンなどのショップがあります。スキーショップには、板や靴など基本的なアイテムからゴーグル、グローブなどの小物まで一通り揃っています。レンタルも充実していて、最新モデルやパウダー用など種類も豊富です。フレッシュトラックやヘリスキーなどに行く際は、その日だけパウダー用ギアにすることもできるとのことでしたので、スタッフと相談してみてください。


GAPやエディバウアー、Roots(ルーツ)というカナダのファッションブランド、FootLocker(靴屋)などのほかに、カナダやウィスラーのTシャツや小物を売っている店もあります。オリジナルのTシャツなどは案外かわいいのでお土産にも最適です。店によって微妙にデザインが違ったりしますので、ビレッジを散策しながら各店をチェックするのもいいと思います。


気になる食事ですが、自炊派も多いようです。ビレッジには2つのマーケットがあり、写真はリフト乗り場から遠いほうのマーケットで品揃えはかなりのものです。食料品、日用品に加え、海外お約束?の毒々しいケーキ、おかずの量り売りコーナーもあります。しょうゆ、カレーのルー(グリコだった)など日本人が好むものもあります。香港返還時に移住した中国人が多く住むバンクーバー近郊にあることから、中華の食材や調味料もあるので、日本から無理をして調味料などを持っていく必要はないでしょう。


もちろん日本と違う面もあります。現地で食材を買ってカレーを作ったのですが、たまねぎが硬くてなかなかシナシナにならないのは驚きました。それに肉。とても安いのですが、牛肉はニオイがちょっときつい。安かったので嬉々としてステーキにしたのですが、食べれませんでした… なので翌日カレーになった(涙)。焼肉のタレ(これも売ってた)で食べるなど工夫が必要かも知れません。


レストランもステーキからイタリアン、フレンチ、中華、和食と何でもあり。私たちは「KEG」というステーキハウスチェーンと地ビールレストラン「Brewhouse」に行きました。料理は結局のところステーキをチョイスすることになるのですが、豪快な感じでなかなかイケます。大きさ(グラム数)がメニューに書いてある場合もあるので、小さめ目のを選ぶことも可能です。ブリューハウスにはいろんな味のビールがあるので、ビール党にはもってこいでしょう。ただ、両店とも年末ということで大混雑。パンフレットや旅行雑誌には「レストランは予約したほうがいい」と書いてありますが、いわゆる予約(約束した時間に行けば席が用意されている)というのはしていませんでした。店に行くと受付係りに「バーで待つか、○分後に来るか」と聞かれます。○分後と言われても、きちんと席があるわけではありませんので、少し前に店に来て待つことになるわけです。なので、私はバーで待つ方を選びました。


最後にチップ。一応10〜15%が目安のようです。ちなみにチップ用にカナダドルの小銭を持っていく人もいるようですが、カード社会なのでカードでチップも支払えます。カードを差し出すと、食事の総額と税金に加え、チップを書き込む欄が空白になったレシートが出てくるのでそこに任意の額を書き込めばOKです。