ガ島通信

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カナダスキー・2

初の海外スキーだったので、最初の日は旅行代理店が行っている無料の「半日スキー場ガイド」を申し込みました。ウィスラーのツアーには、どの旅行社でもほとんど無料パックになっているようですので、初めての人は参加したほうがいいと思います。


午前9時すぎ、ビレッジのカフェ前に集合。現地コーディネーターの男性に連れられて、ホーストマンハットと呼ばれる山頂(ブラッコム山頂ではない)を目指します。14人の参加者がいましたが皆レベルが高い!! 日本のスキー場なら「なんちゃって中級」気取りの私ですが、無残にも最下位を独走することに… 初級者の方でも必ず迂回コースが設定されていますので安心して頂上に登れます。ただし、非常に距離が長くなるので、体力に自身のない人で景色を見たい方は、ゴンドラで下山できるウィスラー側に登ることをオススメします(観光客もゴンドラに乗ってます)。

この日は晴天で、山頂から見る景色は最高でした。上の写真はブラッコムのセブンスヘブンと呼ばれるゲレンデです。セブンスは、基本的にどこを滑ってもかまいません。もちろんコース外は禁止ですが、とても広いのでコース外にたどり着くのも一苦労だと思います… 雪が降っていればオフピス・パウダーエリアになるのですが、あいにく雪付が悪く、あちこちに岩がむき出しになっていました。一見雪面に見えるところでも、岩が隠れており、ボードがかなり傷みました(涙) 裏側には氷河の上を滑るコースもありますが、氷河側から山頂に登るためにはTバーに乗らなければなりません。このTバー(2人用)がまたすごい。途中までは緩やかなのですが、最後急激に上昇するので、多くの人が最後の最後で「爆」していました。コーディネーター氏は「外人とはTバーに乗らないほうがいい」とアドバイス。理由は、腰の高さが日本人とあまりに違いすぎるためだそう。納得。


こっちはウィスラーゴンドラ降り口付近です。最終日の写真ですが、天気は雪&霧。山の天候は変わりやすいので注意が必要です。小屋の上に立っているライトがついている看板のようなものはコース一覧です。オープン、チェック中、クローズが紹介されていますので、コース表と照らし合わせながら滑り出すことになります。


間にバンクーバーへの小旅行をはさんで、計3日滑ったのですが想像以上に体力を消耗しました。最後だからと朝8時30分から気合を入れて滑り出した最終日など、ヘトヘトで麓にたどり着いて時計を見ると、まだ12時(気分は夕方だったのに…)だったということもありました。ウィスラーは、合宿スキーではなく、ビレッジでの買い物、ホテルでのスパやプールなどを織り交ぜてのんびりと楽しむのがオススメです。


ヘリスキーについても書いておきます。私は今回は体験しませんでしたが、ヘリスキーに行った人の話を聞くことができました。その人によれば「雪が軽くて、転倒しても埋まらずに下に、下に滑っていくことができる。あの感覚は日本では絶対に味わえない」と言ってました。ふと見るとその人の唇の下に赤黒い傷が… ひざをぶつけて10針以上縫ったそうです。くれぐれも無理は禁物ですが、次回は私もチャレンジしたいと思っています。