ガ島通信

メディアとジャーナリズムの未来を追いかける

有意義だが、寂しさも…

先日、新聞社でネット事業に関わる有志が集まる会合に出席しました。新聞の新たなネット事業を日々実践している(かつ、私のネットへの関心にかなり影響を与えている)私の友人の紹介で、まったくネット事業に関わっていない私が参加できることになったのです。今回が2回目で、前回に続いて大きな刺激を受けて帰ってきました。やっぱり、何事でも現場で実践している人の話を聞くのは面白いし、ためになります。
会合には地方紙4社とそのOB、ネット会社から計9人が集まりました。グーグルアドセンスやブログ、中越地震でのマスゴミ批判、新聞社が災害時に取るべき行動などについて、ビールやワインを飲みながらざっくばらんに、時には大声を上げながら話し合いました。
局長、部長級の管理職の方も参加していましたが、私のようなヒラ職員で、さらに門外漢の意見(かなりの極論もありましたが)をきちんと聞いてくれ、真剣に議論できました。このように書くと「当たり前なんじゃない?」と思われるかもしれませんが、現在の新聞社において、真剣に議論しあうことはかなり難しくなっていると思います。ジャーナリズムやマスコミのあり方、紙の行く末などについて、話し合う場は私には社内にはほとんどないように思えます。まあ私が単なる、嫌われ者という可能性もかなり高いですが…
ちなみに、この会合は自腹で夕方からの会合(午後6時から始まって、全員が帰ったのは午後11時を過ぎていた…)のため、私の町からの参加だとホテルに宿泊する必要があります。確かに、交通費とあわせて1万円を超える出費は痛いですが、私としては充分に元が取れていると思っています。なにせ、知らないことを知ることができるのですから。